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タイガーが3年ぶりにマスターズ参戦 松山英樹ら4人の侍が出場

更新日:2018/04/04 11:04
タイガーが3年ぶりにマスターズ参戦 松山英樹ら4人の侍が出場
松山英樹は悲願のメジャー初制覇を狙う。

 

 米男子ツアーの今季メジャー初戦 マスターズが現地時間5日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に開幕。日本からは松山英樹、小平智、宮里優作、池田勇太が出場する。

 昨季大会はセルヒオ・ガルシア(スペイン)がプレーオフでジャスティン・ローズ(英)を破り、悲願のメジャー初制覇を成し遂げた。ガルシアはジャック・ニクラウス(米)、ニック・ファルド(英)、タイガー・ウッズ(米)以来の連覇を狙う。ローズは去年の屈辱を晴らせるか。

 注目が多く集まるのは2015年以来の参戦となるウッズだろう。最後にグリーンジャケットに袖を通したのが13年前。今季はバルスパー選手権で2位タイ、アーノルド・パーマー招待で5位タイと好成績を残しており、5度目のマスターズ制覇が期待される。

 3月のWGC-メキシコ選手権を制したフィル・ミケルソン(米)が優勝すれば、ニクラウスの記録を抜き、最高齢チャンピオンとなる。1986年、ニクラウスは当時46歳でマスターズ制覇。47歳のミケルソンは4度目のグリーンジャケット獲得とともに、新記録達成となるか。

 今年は世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米)が出場する。昨季は、第1ラウンド前夜に宿舎の階段から滑り落ちてしまい腰を負傷。スタートのギリギリまで調整を行なったが、「戦うことは出来ない」と棄権を決めた。

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)は史上6人目のキャリアグランドスラムを目指す。2011年に全米オープンで優勝したマキロイは、2012年に全米プロゴルフ選手権、2014年に全英オープン、全米プロゴルフ選手権を再び制し、メジャー通算4勝。今季はアーノルド・パーマー招待で勝利を挙げた。

 WGC-デル・マッチプレーで2年ぶりの優勝を飾ったバッバ・ワトソン(米)にも注目だ。体調不良で体重が落ち、飛距離も落ちるなど苦しい時期を乗り越えたワトソンは2012年、2014年とマスターズを制している。

 最後の最後でオーガスタへの切符をつかんだのがイアン・ポルター(英)。資格のなかった同選手は、優勝者にマスターズ出場権が与えられるヒューストン・オープンに参戦。最終日の最終ホールでバーディを奪い、プレーオフに持ち込み、1ホール目で勝利を手にした。お祭り男はオーガスタで暴れ回れるだろうか。

 日本からは松山、小平、宮里、池田が出場する。松山は2月のフェニックス・オープン時に左手親指の付け根を痛め、約1か月半、ツアーから離れていた。3月15日開幕のアーノルド・パーマー招待で復帰以来、マスターズが3戦目。今大会では2015年以降、単独5位、7位タイ、11位タイと好成績を残している。日本人初のメジャー制覇、アジア人初のマスターズ制覇に期待がかかる。

 池田と宮里は昨年末の世界ランク50位以内の資格で出場。池田は4度目、宮里は初めてオーガスタで戦う。パー3コンテストでは、妹で去年現役を引退した宮里藍が参加するのではと噂されている。小平は今大会前週(25日)の世界ランク50位以内の資格で初出場する。

 日本選手に加えアジア勢は、キラデク・アフィバーラト(タイ)、キム・シウ(韓)、リ・ハオトン(中)、シャブハンカー・シャーマ(インド)、アマチュアのリン・ユーシン(中)が参戦。シャーマは今季欧州ツアーで2勝、WGC-メキシコ選手権で優勝争いをしたことなどが評価され、特別招待枠での出場となった。

 シニアツアーで活躍する歴代チャンピオンにも注目が集まる。フレッド・カプルス(米)、ベルンハルト・ランガー(独)、イアン・ウーズナム(ウェールズ)、ビジェイ・シン(フィジー)、マーク・オメーラ(米)、ラリー・マイズ(米)、サンディ・ライル(スコットランド)と豪華なメンバーが揃った。

 また、ジョーダン・スピース(米)、ジャスティン・トーマス(米)、ジョン・ラーム(スペイン)、リッキー・ファウラー(米)、ジェイソン・デイ(豪)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)とツアーを代表する強豪がグリーンジャケットを目指し火花を散らす。

(写真提供:Getty Images)

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