36位で終えたミケルソン 次のメジャーでグランドスラムを狙う
今季メジャー初戦のマスターズ(現地時間8日/ジョージア州、オーガスタ・ナショナルGC)最終ラウンドが終了。フィル・ミケルソン(米)が大会覇者らしいプレーで最終日を締めた。
4度目のグリーンジャケットを目指していたミケルソンだったが、予選はカットライン上で通過。3日目の出だしではティーショットを大きく曲げ、ボールは林に入り、脱出を試みたが空振りと苦戦を強いられていた。
そんな中で迎えた最終日、ドライバーとアイアンショットのキレを取り戻し、1イーグル、5バーディ、2ボギーの「67」でフィニッシュ。通算2オーバー36位タイで4日間の戦いを終えた。
「全米オープンで勝つためにも、今回は自分に対してかなりのプレッシャーをかけた」と全米オープン(現地時間6月14日/ニューヨーク州、シネコックヒルズGC)で勝利し、キャリアグランドスラム達成を狙うミケルソン。
また、シネコックヒルズGCでは過去2度、優勝争いに絡んでおり(1995年:4位タイ、2004年:単独2位)、「相性の良いコースだから、今日のようにプレーし、万全な状態で本番に臨みたいと思う」とコメントしている。
キャリアグランドスラム達成者はジャック・ニクラウス(米)、タイガー・ウッズ(米)、ベン・ホーガン(米)、ゲーリー・プレーヤー(南ア)、ジーン・サラゼン(米)の5人。
王手をかけている選手は、ミケルソン、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジョーダン・スピース(米)の3人。マキロイは今回マスターズで勝てば偉業達成だったが、5位タイ。スピースは全米プロゴルフ選手権優勝で達成となる。
「これまでに達成した偉大なるプレーヤーのことを考えれば、キャリアグランドスラムはゴルフ選手にとって大変名誉な記録。この中の誰か、あるいは全員が達成することが出来れば、これ以上嬉しいことはない」と47歳のミケルソンは語った。
(写真提供:Getty Images)