今年はフリートウッド、去年はトーマス　全米オープンで「63」

　トミー・フリートウッド（英）は全米オープン（ニューヨーク州 シネコックヒルズGC／パー70）最終日に7アンダー「63」を記録し、連覇を果たしたブルックス・ケプカ（米）に1打差と迫る通算2オーバー単独2位となった。

　フリートウッドは前半を4バーディ、1ボギーとスコアを3つ伸ばすと、後半12番から4連続バーディを奪い、トータル8バーディ、1ボギーと猛チャージ。去年の全英オープンでブランデン・グレース（南ア）が叩き出したメジャー最少スコア「62」には1打及ばなかったが圧巻のプレーだった。

　最終ホール、約3mのバーディパットを決めていれば「62」だったフリートウッドは「（最少スコアを）知っていたから62が良かった」とし、「自分が打ちたいところには打てていたが、思っていたよりも遅くて傾斜もきつかった」とコメント。それでも全米オープンでの最少スコアタイを記録し「よくやったと思うよ」と語った。

　前年大会（ウィスコンシン州 エリンヒルズ／パー72）はジャスティン・トーマス（米）が「63」を記録。3日目にトータル1イーグル、9バーディ、2ボギーの9アンダー「63」を叩き出し「歴史に名を刻めた」と嬉しさを表現していた。

　ちなみにトーマスは去年のソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ ワイアラエCC／パー70）初日に「59」を記録している。

　今季、残りのメジャー大会は全英オープンと全米プロゴルフ選手権。メジャー最少スコアの「62」より良いスコアを出す選手はいるのだろうか。

（写真提供：Getty Images）