週末に巻き返しをみせたJ.ローズ　「勝ちたい気持ちが深まった」

　メジャー第3戦 第147回全英オープン（現地時間21日／スコットランドのカーヌスティGL）は最終ラウンドが終了。世界ランキング3位のジャスティン・ローズ（英）は通算6アンダー2位タイで全英オープン自身最高位を記録した。

　ローズは初日1オーバー50位タイ発進で、2日目もスコアを伸ばせず通算3オーバー65位タイとカットラインギリギリでの予選通過となったが、3日目にプレッシャーから解放されてか今大会ベストスコアとなる「64」をマークするなど、通算4アンダー13位タイに浮上し最終日を迎えた。

　最終日も上位陣が強風に苦戦する中、ローズは1イーグル、1バーディ、1ボギーの2アンダー69をマークし、スタート時はトップと5ストロークの差があったが終わってみれば優勝したフランセスコ・モリナリ（伊）とは2打差で大会を終えた。

　見事な巻き返しをみせた週末のプレーだったが「カットラインギリギリで予選通過し、最終日にここまで順位を上げるのは相当大変だった」と振り返り。また「今回の結果ポジティブにとらえている。今回の結果で全英オープンで勝ちたい気持ちがより一層深まった」とコメントしている。

　これでマスターズで12位タイ、全米オープンでは10位タイに入りメジャー大会で安定感をみせるローズ。リオデジャネイロ五輪金メダリストは8月の全米プロゴルフ選手権（ミズーリ州ベルーフCC）で、2013年全米オープン以来となるメジャー2勝目を狙う。

（写真提供：Getty Images）