勝負は最後まで　0.5ポイントもあげさせない　A.ノレンが最高のフィニッシュ

　ライダーカップ（フランス／ル・ゴルフナショナル）の勝負が決まったのは第9マッチのフランセスコ・モリナリ（伊）対フィル・ミケルソン。モリナリの3UPで迎えた16番パー3でミケルソンがティーショットを池に入れコンシード。欧州選抜の勝ちが決定した。

　プレー中だったのが第12マッチのアレクサンダー・ノレン（スウェーデン）対ブライソン・デシャンボー。ノレンの1UPで最終18番ミドル。負けは決定しているが、それでも引き分けとして0.5ポイントをという気持ちでデシャンボーは2打目を放ち、先にベタピンにつけた。

　ノレンのセカンドは約16メートルと長いバーディパットを残す。デシャンボーにOKを出し入念にラインを読むノレン。そして打つ。ボールはカップのど真ん中から入り最高のフィニッシュを決めた。欧州メンバーが駆け寄り喜びを共有し、デシャンボーとハグをし健闘を称えたのだった。

（写真提供：Getty Images）