PGAツアーの大会はこれが最後？　59歳のカプルスが開幕戦に出場

　チャンピオンズツアーが主戦場のフレッド・カプルス（米）が米男子ツアーの開幕戦 セーフウェイ・オープン（現地時間4日〜7日◇カリフォルニア州◇シルバラード・リゾート＆スパC）に出場する。

　カプルスはここ2年半、メジャー大会を除いて同ツアーの試合に出場しておらず今大会には2009年ぶりの参戦。10日に59歳となったカプルスの目標は予選通過で「オーガスタ（マスターズ）を除いて最後のPGAツアーの大会となるだろう」とファンからすると少し寂しいコメントを残した。

　それでも今大会に出場するということで後輩たちは大喜び。シニア13勝、米15勝、1992年マスターズ覇者、2013年には世界ゴルフ殿堂入りとまさにレジェンド。大会3連覇を狙うブレンダン・スティール（米）は「出場してくれてとても嬉しい。すごくクールな方。スイングもしなやか。彼のプレースタイルにこのコースは合っていると思うから、ノープロブレムだと思うよ」と期待。

　カプルスと同組で予選を回るブラント・スネデカー（米）は「いつもメールをしている。彼は本当にゴルフが好きなんだ。いつも笑わしてくれるし一緒にいて楽しい」とし、カプルスも「スネデカーはいい奴」と述べている。

　一般的にはクローズスタンスでドローボールを打つが、カプルスはオープンスタンスでフックグリップ。ゴルフが簡単に思えてくるほどの美しいスイングに多くのファンが魅了された。

　また、飛ばし屋としても有名だがグローブをせずに素手でプレーする数少ないプロである。レギュラーツアーの開幕戦で59歳のレジェンドがどのようなプレーをするのか、注目だ。

（写真提供：Getty Images）