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解説引退のジョニー・ミラー 最も後悔しているコメントは「家に帰れ」

2018/10/18 19:19
解説引退のジョニー・ミラー 最も後悔しているコメントは「家に帰れ」
引退を発表したジョニーミラー。

 

 先日、解説業を引退すると発表した71歳のジョニー・ミラーが最も後悔しているコメントを明かした。

 1999年のライダーカップのこと。2日目を終えて欧州選抜が10対6とリードしていた。ジャスティン・レナードがダブルス戦で不調だった事もありミラーは「家に帰れ」と発言。これが最も後悔しているコメントだという。

「家というかホテルだけど帰れとは言った。絶対に言ってはいけないと分かりながらも言ってしまった」

 しかし最終日のシングルス戦ではレナードが英雄となった。ベン・クレンショー率いる米国選抜が8勝(3敗)を挙げ、14対13と逆転。勝負の行方はレナード対ホセ・マリア・オラサバル次第に。

 オールスクエアで迎えた17番。約15メートルのバーディパットを先にレナードが沈め米国選抜は大喜びでカメラマンがオラサバルのラインを踏んでしまうほど。オラサバルは外しレナードの1アップ。この時点で米国選抜の勝利が決定。最終ホールはオラサバルが奪い引き分け。14.5対13.5でアメリカの大逆転劇となった。ミラーはこの最終日の翌日にレナードと会い謝罪をしたそうだ。

 1990年から米NBCスポーツで解説を始めたミラー。30年も解説をしていれば気持ちが高ぶり、つい言ってしまうのも理解できるし、そのミラー節を聞きたいファンもいるだろう。しかし、来年のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン(1月31日〜2月3日/アリゾナ州/TPCスコッツデール)が最後の仕事。少し寂しい気持ちはするがお疲れさまと言いたい。

ジョニー・ミラー
1973年全米オープン覇者、1976年全英オープン覇者、米男子ツアー通算25勝、1998年世界ゴルフ殿堂入りメンバー

1999年ライダーカップメンバー
米国選抜(主将:ベン・クレンショー)
タイガー・ウッズ、デビッド・デュバル、ペイン・スチュワート、デービス・ラブ三世、マーク・オメーラ、ハル・サットン、ジャスティン・レナード、ジム・フューリック、フィル・ミケルソン、ジェフ・マガード、トム・レーマン、スティーブ・ペイト

欧州選抜(主将:マーク・ジェームス)
コリン・モンゴメリー、リー・ウェストウッド、ダレン・クラーク、ポール・ローリー、ミゲル・アンヘル・ヒメネス、ホセ・マリア・オラサバル、セルヒオ・ガルシア、パドレイ・ハリントン、ジェルモ・サンデリン、ジャン・バン・デ・ベルデ、アンドリュー・コルタート、イエスパー・パーネビック

(写真提供:Getty Images)

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