ウッズ、今年のベストショットは全英でのFWバンカーからの一打
更新日:2018/11/29 16:01
掲載日:2018/11/29 13:05
タイガー・ウッズ(米)がヒーロー・ワールドチャレンジ(現地時間29日〜12月2日/バハマ/アルバニー)の記者会見で、今年の自身のベストショットについて語った。
スコットランドのカーヌスティGLで行われた今年の全英オープン。ウッズは通算5アンダー6位タイと、優勝したフランセスコ・モリナリ(伊)には3打及ばなかったが大会を大いに盛り上げた。
その最終日10番の2打目が今年のベストショットだとウッズは明かした。ティーショットはフェアウェイ左のバンカーにつかまり、ボールは比較的アゴに近く、出す分には問題ないが、グリーン近くまで持っていくには困難な状況。
残り約140ヤードをウェッジで「これでもか」というくらいに思い切りウッズは振り抜いた。高さも方向も最高で、見事グリーンオンさせたのだ。
「この1打で全英オープンで優勝できるか、優勝できないかくらいのショット。ディス・イズ・トーナメントという感じ。(バンカーのふちに)当たれば負け、脱出できれば勝ち」
「こんなショットは長い間やっていなかったが、やる時だと思った。この後の自信に繋がる瞬間だった」
腰の怪我などで、これほどまで思い切り振る練習をしていたかは定かではないが、振れるということが分かり、全英オープン後の試合、全米プロでは単独2位、そしてプレーオフ最終戦のツアー選手権で米男子ツアー通算80勝目を挙げるキカッケとなったのが、このバンカーショットと言っても過言ではないだろう。
(写真提供:Getty Images)