ダウンスイング時にグリップが「グシャ」 空振り判断に同組のオギルビーは怒り
更新日:2018/11/29 18:28
掲載日:2018/11/29 15:26
欧州&豪州ツアー共催のオーストラリアPGA選手権(現地時間29日/オーストラリア・ゴールドコースト/RACVロイヤル・パインズ・リゾート)初日の9番で珍事が起きた。
ドライバーでティーショットを放とうとした米男子ツアー通算2勝のジョン・センデン(豪)。ダウンスイング時にグリップ付近に違和感を感じたが、もうスイングを止めることは出来ず、ボールではなく地面を思い切り叩いた。
その瞬間”グシャ”と音がし、グリップは”グニャグニャ”となり使えなくなったが、本人は怪我をすることなくすんだ。解説者は「今のはなんだ? こんなの見たことない、信じられない。怪我をしてなければいいが」と驚きを隠せなかった。
センデンは競技委員と話し合った結果、1打目は”空振り”とカウント。同組のジェフ・オギルビー(豪)は次が2打目になることに納得できなかったようで「勘弁してくれ」とFワードを交え激怒。ノーペナルティで打たせてやれよという思いからだろう。
また、球はそのままなので、ドライバーが使えない状態で、高くティーアップした球を打たなければならない、という処置に。だがセンデンは何とかこのホールをボギーでおさめた。
打った後にクラブヘッドが飛んだり、トラブルショットでアイアンが真っ二つになる光景はよく目にするが、グリップから折れるというのは珍しい。ガタがきていたのかもしれない。なお、センデンはイーブンパー61位タイで初日を終えている。
(写真提供:Getty Images)