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一時は引退も考えたビッグレフティ バッバ・ワトソンを振り返り

更新日:2018/12/18 18:47
一時は引退も考えたビッグレフティ バッバ・ワトソンを振り返り
2018年は3勝を挙げたバッバ・ワトソン

 

 バッバ・ワトソン(米)は涙もろいことから海外では”泣き虫バッバ”と呼ばれている。今年は2月の米男子ツアー「ジェネシス・オープン」で2年ぶりのツアー優勝を果たし、マスターズ2勝を誇るビッグレフティの目には涙があふれた。

 優勝インタビューでは「引退間近だった。妻は”泣き言ばかり言ってないでゴルフを続けなさい”と励ましてくれた。妻は僕よりずっとタフだ」と答え、一時は体重が7キロほど落ちてしまったことを明かした。

 感動的な復活Vから約1か月後のWGC-デル・マッチプレーでシーズン2勝目を飾る。好調を保ったままマスターズに臨み、3度目のグリーンジャケット獲得ならずも5位タイフィニッシュと歴代王者の力を見せた。その後、6月トラベラーズ選手権でシーズン3勝目、9月にはライダーカップに出場した。

 ピンクヘッドのドライバーを使用していることで有名なワトソン。乳がん撲滅キャンペーンのピンクリボンからヒントを得て今のヘッドを使用している。

 ピンクリボン活動をはじめ、トラベラーズを制した時は優勝賞金の一部(約2,000万円)を慈善団体のザ・ホールイン・ザ・ウォール・ギャング・キャンプ(小児がん等の難病と闘う子ども達、その家族を支える団体)に寄付したりとゴルフを通して社会のために何か出来ないかといつも行動している。見た目とプレーは豪快だが中身は非常に繊細で最高にナイスガイ。ゴルフ以外の面でも大活躍のワトソンに来年も注目だ。

(写真提供:Getty Images)

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