未勝利もフェデックスカップで上位争い 松山英樹を振り返り
更新日:2018/12/30 13:16
掲載日:2018/12/30 13:13
2017年は3勝を挙げ日本人最高の世界ランク2位に上り詰め、全米プロではメジャータイトルまであともう一歩に迫った。2018年は怪我の影響もあり本調子ではなかったが終盤に松山らしさを見せてくれた。
怪我をしたのは3連覇がかかったウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン。左親指の付け根を痛めてしまい同大会を途中棄権。復帰したのは約1か月後のアーノルド・パーマー招待で、49位となった。
メジャー4大会は、マスターズ19位、全米オープン16位、全英オープン予選落ち、全米プロ35位という結果。調子を取り戻したのはフェデックスカップから。初戦のザ・ノーザン・トラストを15位で終えると、第2戦目のデル・テクノロジーズ選手権で4位、第3戦のBMW選手権で15位、最終戦のツアー選手権で4位と良い形でPGAツアーのシーズンを終えた。
その後、11月の国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」と「ダンロップフェニックストーナメント」に出場。「三井住友―」は松山自身が監修し、大幅改修された太平洋クラブ 御殿場コースで行われ46位フィニッシュ。「ダンロップ―」は44位とファンからすれば優勝争いを期待していたと思うが、要所で世界の技をみせてくれた。
23日付の世界ランクで27位の松山。好調時と比べれば順位を落としているが、最もメジャータイトルに近い日本人選手であることは間違いない。2020年は東京五輪が開催されるなど、2019年はその祭典に出場するためにも大切な年となるので、引き続き世界の松山に注目だ。
(写真提供:Getty Images)