感動の16番パー3 みんながジャロッド・ライルのために
更新日:2019/02/03 15:46
掲載日:2019/02/03 15:45
開催中のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンはアリゾナ州のTPCスコッツデールが舞台。同コースの16番パー3は約2万人収容のスタンドに囲まれ、PGAツアーで最も有名なホールのひとつである。
今週は16番にキャディバッグ、クラブ、黄色の帽子が飾られている。去年8月、白血病のため36歳という若さで亡くなったジャロッド・ライル(豪)のもの。なぜこの16番かというと、2011年にライルがホールインワンを決めたから。「ライルといえばフェニックスでのホールインワン」というほど記憶に残るシーンとなっている。
選手たちはティーショットを放った後、ライルの帽子にタッチと感動的。3日目を終えて単独首位のリッキー・ファウラー(米)は「特別な瞬間だったと思う。16番のホールインワンは全て記憶に残るものだけど、ジャロッドのことを考えると忘れられない」とし、ファウラーはキャップにライルの家族と白血病患者を支援する基金のマーク(黄色いアヒル)のピンバッジをつけている。天国で観戦しているライルのためにも、最終日16番で多くのスーパーショットを選手たちに放って欲しい。
(写真:Getty Images)