チェ・ホソンの注目度がすごい PGAツアー公式サイトで紹介
今週の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」でPGAツアーデビューを果たすチェ・ホソン(韓)。同ツアー公式サイトでは「チェ・ホソンを知ろう」とチェに関する13のことを掲載している。その中からいくつか紹介しよう。
チェは1973年9月23日に韓国・浦項市で誕生。父は漁師、母は海女ということでチェは幼い頃から砂浜で遊んでいた。水産高校を卒業する間近の19歳時、マグロ加工の工場で右手親指の先端を切断。この怪我で兵役免除となり、その期間、鉱山の会社など様々な仕事をしていた。
25歳時、安養カントリー・クラブで仕事を見つけ、そこのマネージャーが「従業員にゴルフを経験させよう」ということで、チェもゴルフを始めた。レッスン費用は高かったため、ゴルフ雑誌を読み、タイガー・ウッズ(米)、アーニー・エルス(南ア)、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)のスイング写真を参考にした。
ゴルフを始めて2年でプロとなり、2008年の韓国ツアー「ハナ・ツアー選手権」で優勝を飾った。2013年から国内男子ツアーに参戦。同年の開幕戦「インドネシアPGA選手権」で優勝を果たしたが、このあたりからチェのスイングが変則的になる。
「(スイング変更は)ツアープロとして生き抜くためだった。若手はとても強いし、飛距離もすごい。年を重ねるごとに、何かする必要があると感じた」とスイングを変え、約13ヤードの飛距離アップに成功した。
今はすごく注目を浴びているが、チェは自分のルーツを忘れることなくゴルフに打ち込んでいる。「(注目されるなんて)信じられない。多くのファンが私のプレーを見てくれて嬉しいが、私はただゴルフが仕事となった普通の男だよ」。
という具合だ。スイングどうこうではなく、去年は国内男子ツアーのカシオワールドオープン優勝など、実力も認められての推薦だと思う。ペブルビーチでどのようなプレーを見せるか、注目だ。
(写真:Getty Images)