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マスターズは優勝すれば永遠に出場可 レジェンドの引き際は?

更新日:2019/04/02 20:56
マスターズは優勝すれば永遠に出場可 レジェンドの引き際は?
66歳でマスターズから引退したトム・ワトソン

 

 来週は米男子ツアーのメジャー初戦「マスターズ」がジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCを舞台に開幕するが、同大会は1度でも勝てば一生出場できる大会だ。

 全米オープンは10年間、全英オープンは60歳まで、全米プロゴルフ選手権は65歳までと決まっている。大会2勝のトム・ワトソンは以前、「人それぞれだよ」とし、自身は66歳(2016年)の時にマスターズから引退した。

 理由は18番パー4の2打目がフェアウェイウッドでないと届かなくなった為。「若手は8番アイアンとかで打つけど、私はフェアウェイウッド。もう戦えない。”アディオス(スペイン語でさようなら)”だ」と会見で話していた。

 そのワトソンをグリーン際で迎えたのが前年に引退したベン・クレンショーだった。大会2勝のクレンショーは63歳でオーガスタにサヨナラを告げた。また、大会6勝のジャック・ニクラウスは65歳(2005年)、マーク・オメーラは61歳(2018年)でオーガスタから引退した。

 今回、60代はラリー・マイズ(60歳)、ベルンハルト・ランガー(61歳)イアン・ウーズナム(61歳)、サンディ・ライル(61歳)、50代はホセ・マリア・オラサバル(53歳)、ビジェイ・シン(56歳)、フレッド・カプルス(59歳)と当たり前だが実力者たちが名を連ねている。

 特に凄いのはランガー。チャンピオンズツアーでは今季1勝を含むツアー通算39勝を挙げており、去年のマスターズでは38位タイに入っている。ランガーも含めできるだけ長く彼らのプレーを見ていたいものだ。

(写真:Getty Images)

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