ウッズ、オーガスタで再び「勝てる気がする」 去年のメジャー2大会と復活Vが自信に
米国時間9日、タイガー・ウッズ(米)がマスターズの舞台であるオーガスタ・ナショナルGCのメディアセンターで公式記者会見に臨んだ。
大会4勝(1997年、2001年、2002年、2005年)のウッズは去年、全米プロゴルフ選手権と全英オープンで優勝争いを演じ、プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権で復活のツアー通算80勝目を挙げた。その経験が自信に繋がっているようだ。
「(オーガスタで)勝てる気がする。勝てると証明してきた。去年は2つのメジャー大会で勝てるところまで持っていけた。だからあともう少し。ミスをしないよう、イーストレイク(ツアー選手権)で出来たようにプレーしたい」
「ここ1年くらいでかなり(ゴルフが)上達した。またこのレベルで戦えると実感できた。正直、またチャンピオンになれるか分からなかったが、努力して”勝てる”選手に再びなれた」
「それでも、もっと勝てるよう努力している。本当にイーストレイクで勝てたことは”また勝てる”という自信となった。”勝てるんだ”と思うには勝つしかないからね。色々あったが、良いシーズンの終わり方だった」
とてもポジティブな気持ちで22回目のマスターズに臨むウッズだが、難しいと感じていることもある。「昔みたいに多くの時間を費やし練習をすることが出来ない。腰が痛くなる」。幼い頃からウッズの練習量は尋常ではなく、朝早くからランニングをするなど練習の虫だったが、今はそこまでの練習はこなせない。それでも効率的に、体と相談しながら、「チャレンジして向き合っている」ようだ。
5着目のグリーンジャケットに関しては、「また勝つ必要はないけど、欲しい」と笑顔で答え、2008年以来のメジャー制覇については、「(メジャー通算)14勝して、正直もっと勝てると思っていたが、残念ながらそうはならなかった。チャンスのあるサンデーバックナインを何度も経験したが、逃してきた。だから今年はできれば(サンデーバックナインで)伸ばし、優勝争いに絡めればいいなと思う」と話した。
(写真:Getty Images)