ウェルカム“ホーム” ウッズ、優勝会見で「ただただ信じられない」
現地時間14日、第83回マスターズ(ジョージア州/オーガスタ・ナショナルGC)を制したタイガー・ウッズ(米)が優勝会見に臨み、進行を務めたマスターズのメンバーは、「ウェルカムバック。いや、正しく言い直そう。ウェルカムホーム」と言い会見をスタートさせた。
2打差2位タイから出たウッズは2アンダー70とスコアを伸ばし、5度目のグリーンジャケットを獲得。また、2008年の全米オープン以来11年ぶりのメジャー通算15勝目、去年のツアー選手権以来の米男子ツアー通算81勝目を手にした。
「ただただ信じられない。1995年にアマチュアとして出て、1997年に優勝、22年後にまた優勝できた。とても感動している」
「チャンピオンズディナーに出席するだけというのが何年か続いて苦しかったが、またチャンピオンとなれた。(1997年のマスターズ初優勝から)22年は長い。母親が見に来てくれた。1997年大会もね。これ以上嬉しいことはない。言葉が見つからないよ」
1997年に優勝した時は父親のアールさんが息子を出迎えた。「心臓の病気をかかえていたから来るべきではなかったけど来てくれたんだ。そして、パターレッスンをしてくれた。父はもういないけど、今は僕が父親となり子供たちがいる」
また、今回の優勝で11年ぶりのメジャー通算15勝目を手にしたウッズは、「ここ数年のことがあったから、この大会で勝つのが一番難しかったと思う。去年は2つのメジャー大会(全英オープンと全米プロ)で惜しいところまでいった。そこから学んだことを生かせたと思う。本当に今日のバックナインでは色々なシナリオが考えられた。皆いいプレーをしていたから、もっと凄いドラマが起きていたかもしれない」と話した。
(写真:Getty Images)