リード、ウェッジを折っても「大した問題ではない」
14日、全米オープン(米カリフォルニア州/ペブルビーチGL)2日目の最終18番パー5でパトリック・リード(米)はアプローチミスからウェッジを真っ二つに折ったのだが、本人からすれば「大した問題ではない」そうだ。15日、米スポーツ専門局EPSNが報じた。
2018年のマスターズ覇者は「一日の終わりに怒りを爆発させただけ。コースには当たっていないし、汚い言葉も発していない」とし、3選手の名前を挙げた。ルーカス・ジェレガード(デンマーク)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)。
ジェレガードは初日にドライバーを海へ投げ捨てた。ガルシアは2月の欧州ツアー「サウジインターナショナル」3日目に複数のグリーンを故意に傷つけ失格。マキロイは2015年のWGC-キャデラック選手権2日目にアイアンを池に放り投げた。
「セルヒオがグリーン上で何をしたか。クラブを叩きつけてコースを傷つけている奴はよく見る。ローリーは池にクラブを投げたし、ジェレガードはここの海にドライバーを投げていた。そういうのはよく起こるんだ。
もちろん、起きてはならないことだけど、コースを傷つけたり、他の選手に当たらなければ、俺は(感情を)抑えるよりも出していきたい。(ウェッジを折ったシーンは)あとで見てコミカルだった。ショット自体はコミカルでは無かった。得意としているだけにね」
PGAツアーから罰金が科せられる可能性もあると報じられているが、リードにとってはそれも「大した問題ではない」のかもしれない。みんながみんなブルックス・ケプカ(米)のように淡々とプレーできるわけでもなく、元々の性格も関係してくる。だが、逆にみんながケプカだったら面白さは無くなる。
リード、ガルシアをはじめ、トーマス・ピータース(ベルギー)、ジョン・ラーム(スペイン)、タイガー・ウッズ(米)、ジョーダン・スピース(米)など喜怒哀楽がハッキリしている選手がいるからこそ面白い。もちろんクラブを折ったり、コースを傷つけたり、汚い言葉を発するのはダメだが…。
なおリードは通算3オーバー48位タイで全米オープン最終日を迎える。