宮里藍さん、今年一番ビックリしたのは「絶対、渋野さんの全英優勝」
12日、「Bridgestone Golf ドリームフェスタ 2019」が千葉県のPGM総成ゴルフクラブで行われ、宮里藍さんら29人のブリヂストン契約プロが120人以上のアマチュアゴルファーとレッスンやハーフラウンドで交流を深めた。
5年連続の参加となった宮里さんは例年パー3のニアピンコンテスト担当だったが、今回はパッティングレッスンを担当した。
「選手の顔ぶれもだいぶ変わり、女子は華やかになりました。大里桃子ちゃんや松田玲英ちゃんなど活躍した選手もいますし、男子は男子で兄たちと会うのはこういう機会しかないので(笑)。ファンとの交流は珍しい試みだと第1回目から思っていて、皆さんに喜んで頂けて嬉しいです」
今年の女子ゴルフ界は大いに盛り上がったが、一番驚いたことを聞かれると「それは絶対、渋野(日向子)さんの全英優勝だと思います。私も含めてなかなか出来なかったことなので女子ゴルフ界にとって本当にいいニュースでした。
誰かが達成するのが大事なことで、同世代の子も『自分もできるかも』といいイメージを持ったと思います。今は畑岡奈紗ちゃんが(メジャーに)一番近い位置にいると思いますし、いい形の連鎖反応が続くと思います」と話した。
渋野が海外メジャーを獲ったことにより、東京五輪の代表候補争いが過熱。ポイントを稼ぐため積極的にアメリカで戦うか、それとも日本でプレーするのか迷うところ。宮里さんは「難しい決断です。アメリカに行ってランキングを上げることもできますがリスクも伴います。国内が充実しているので頑張れば渋野さんや鈴木愛さんのようにトップ20には入れますが、オリンピックの兼ね合いがあるので悩むところです」という見解だった。
注目の東京五輪だが、宮里さんは他競技の選手らと東京五輪を普及するプロジェクト「ブリヂストン × オリンピック × パラリンピック a GO GO!」のアンバサダー、そしてフジテレビのアスリート・メーンキャスターとしてビッグイベントに携わる。
「これまで違う競技の方と接する機会はほとんど無かったので、こういう機会に自分がしてきた事と照らし合わせつつ、今後はジュニア育成にも力を入れていきたいので、どういう形で落とし込めるかが自分にとって新しい挑戦です」と宮里さんは抱負を語った。