優勝するカギはパーオンした時のパッティング? 松山英樹を振り返り
更新日:2020/01/02 18:58
掲載日:2020/01/02 18:56
松山英樹は2018-19年シーズンも未勝利に終わったが、プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権に6年連続で出場するなどトップ10入り7回、予選落ちはわずか2試合だった。
今季はZOZO チャンピオンシップ(昨年10月)で単独2位と優勝したタイガー・ウッズ(米)に最後の最後までプレッシャーをかけた。また、敗れたはしたがザ・プレジデンカップに4大会連続で選出され、世界選抜のエースとして戦った。
しかし、ファンそして本人が望むのは2017年のWGC-ブリヂストン招待から手にしていない優勝の2文字。米ツアー通算6勝目を手にするためにはパッティングの改善が求められるのではないか。
米ツアー公式サイトでパッティングの貢献度を表すストローク・ゲインド・パッティングを見ると、3勝を挙げた2016-17年は「-0.345」、2018-19年は「0.011」と実は3勝を挙げたシーズンのパッティング貢献度は低かったことが分かる。
では何が優れていたのか。それはパーオンをしたときの平均パッティングストロークだ。2016-17年は「1.739」、2018-19年は「1.753」(パーオン率はともに約69%)という結果だった
ショットの貢献度を表すストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーンはここ3年で3位(1.613)、16位(1.064)、3位(1.487)とキレキレなだけに、いかにパーオン時に沈められるかが、シンプルだが鍵になってくるだろう。
なお、松山の2020年初戦は、来週のソニー・オープン・イン・ハワイ(ハワイ/ワイアラエCC)を予定している。