ゴルフ界にも広がる追悼の輪、名物の16番は“コービー仕様”に
更新日:2020/02/02 17:23
掲載日:2020/02/02 17:22
米プロバスケットボール(NBA)の元選手、コービー・ブライアント氏がヘリコプターの墜落事故で亡くなってから明日で一週間。NBAを中心としたバスケットボール界からはもちろん、ゴルフ界でも追悼の動きが広がっている。
現在行われている米男子ツアー「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」で単独トップに立っているトニー・フィナウ(米)は、コービーのジャージを着用、さらに彼が在籍していたレイカーズのチームカラーである黄色と紫をベースとしたシューズを履いてプレー。
また、ジャスティン・トーマス(米)はコービーの母校のジャージを着用したほか、愛用するウェッジに「KOBE BEAN BRYANT(コービー・ビーン・ブライアント」、「BLACK MAMBA(愛称のブラック・マンバ)」などと刻印を施した。
そしてこの動きは選手だけにとどまらず、明日の最終日で名物ホールとして知られる16番ホールのピンポジションは、コービーの背番号24番と8番にちなんで24ペース(約22メートル)奥、グリーンエッジ左から8ペース(約4メートル)の位置に切られることが決定。ピンフラッグも背番号をモチーフとしたデザインになるとツアーが発表した。
このことについて、昨季大会覇者のリッキー・ファウラー(米)は「素晴らしいことだと思う。彼が世界中に与えた影響を考えれば当然のことだと思う」とコメント。
また、学生時代バスケットボール選手だったゲーリー・ウッドランド(米)は「彼はバスケットボール界だけではなく、世界を代表する選手なので、ツアーがこのように敬意を表してくれることは素晴らしい」と語っている。