デシャンボーはパー5で「10」を叩き予選落ち 競技委員と一悶着?
米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントは17日、米オハイオ州のミュアフィールド・ビレッジGC(パー72)で第2ラウンドが行われ、ブライソン・デシャンボー(米)は通算5オーバーで予選落ちを喫した。
通算3オーバーで予選通過だったため15番パー5で「10」を叩いたことが大きく影響した。このホールで何が起こったのか。
1打目 ティーショットを左に大きく曲げ、池(クリーク)に捕まる
3打目 ドロップしラフから3番ウッドで打つもドローせず、右へそのまま抜けフェンスを越える
5打目 3番ウッドで打ち直すも、さらに右へ行き再びフェンス越える
7打目 諦めず3番ウッドで打つ。右へ出るがフェンスまでは行かずラフに捕まる
8打目 約10メートルにつける
結局、8オン2パットの「10」を叩いたが、7打目を打つ前に一悶着があった。3打目のボールがフェンスの真下にあり、デシャンボーはOBではないと訴えた。
しかし、競技委員はインバウンズではないためOBと判断。納得のいかないデシャンボーは「信じられない。冗談でしょ? セカンドオピニオンを聞きたい」と、他の競技委員の意見を求めるも、同じくOBという判断だった。
それでもデシャンボーは「僕の考えではあれはインバウンズ」と昨年3月のアーノルド・パーマー招待(10番パー4)での出来事を例に挙げた。今回と同じようにフィル・ミケルソン(米)のボールは網のフェンスの真下にあったが、その時はインバウンズ判定。ミケルソンは無罰で打つことができた。
デシャンボーとしては「ミケルソンはセーフでなぜ自分は」という気持ちかもしれないが、2人の競技委員がOBと判断したのだからしょうがない。せめて5打目をアイアンで出していればダブルボギーやトリプルボギーで終わっていたかもしれない…。