ライダー杯、延期でなければスピースの出場はなかった？

　ライダーカップ（米ウィスコンシン州／ウィスリング・ストレイツ ストレイツC）は24日に開幕を迎えるが、本来は2020年に行われるはずだった。

　新型コロナウイルスの影響で1年の延期になったのだが、米国選抜キャプテンのスティーブ・ストリッカーは延期していなければ「ジョーダン（・スピース）がチームにいたかは分からない」と発言した。

　スピースは2017年の全英オープンで優勝するまでは良かったのだが、それ以降は指の怪我によりイメージ通りのスイングができずスランプに陥り、世界ランクトップ50からも外れていた。

　2020年の成績を考えるとライダーカップランクによる自動選出は厳しく、主将推薦でギリギリ選ばれるか選ばれないかというライン上にいた。しかし、今年4月のバレロ・テキサス・オープンで優勝してからは好調で、プレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権にも出場し、現在の世界ランクは13位。

　アメリカ勢の層は厚いため自動選出とはならなかったが主将推薦でメンバー入り。ストリッカーは「ジョーダンはチームの大切な一員。調子を戻してくれたことが嬉しい」と話している。