敵地に乗り込む欧州選抜は『結束力』で連覇を目指す ライダー杯
更新日:2021/09/22 11:44
掲載日:2021/09/22 11:43
3年ぶりの開催となるライダーカップが、24日に米ウィスコンシン州のウィスリング・ストレイツ ストレイツCで幕を開ける。敵地に乗り込む欧州選抜はパドレイグ・ハリントン(アイルランド)主将のもとで連覇を目指す。
今年で43回目を迎える欧米決戦。通算成績では14勝26敗(2分)と大きく負け越しているヨーロピアンチームだが、1995年以降では9勝3敗と圧倒。直近5大会でも4勝1敗の成績を残しており、2018年の前回大会は17.5対10.5の大差で勝利した。
それでも“ビッグネーム”がメンバーを占める米国選抜に比べ、欧州選抜はまだまだアンダードッグ(勝ち目が薄い)と見られている。米ゴルフチャンネルによれば、今年も出場選手の世界ランキング平均はアメリカの8.9に対し、ヨーロッパは30.8。トップ10プレーヤーも米国選抜の8人に対し、欧州選抜はジョン・ラーム(スペイン)の1人となっている。
しかし、6大会連続出場となるローリー・マキロイ(北アイルランド)は、対抗戦ではランキング等の数字ではなくチーム力こそが最も重要な要素であると語る。「この大会は紙ではなく、芝生で行われる。僕たちはお互いのためにプレーする。自分のチームが勝つために頑張っている全員のためにプレーする。もちろん国や大陸のためにプレーもするけど、何よりもお互いのためにプレーするんだ」と力強く話した。
いよいよ3日後に開幕が迫る欧米決戦。ヨーロピアンチームはマキロイの言う『結束力』で2大会連続優勝を狙う。