マキロイが連日の「66」で生涯グランドスラムに王手「素晴らしい一日。絶好のポジション」

　海外男子メジャーのマスターズは12日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC（7,555ヤード・パー72）で3日目の競技が行われ、ローリー・マキロイ（北アイルランド）が2イーグル、4バーディ、2ボギーで連日の「66」を記録。通算12アンダー単独首位に浮上し、悲願のキャリアグランドスラムに王手をかけた。

　2打差3位タイから出たマキロイは2番パー5でチップインイーグルを奪うなど、6番ホールまでスコアカードに「3」を並べ、5つスコアを伸ばすロケットスタート。中盤に入って8番、10番でボギーを喫するも、13番バーディのあとの15番パー5で2つ目のイーグルを奪取し、リーダーボードの最上段を射止めた。

「素晴らしい一日で、明日に向けて絶好のポジションにつけることができた」

　今季すでに2勝を挙げるなど米ツアー通算28勝を誇るマキロイだが、メジャータイトルは2014年の全米プロゴルフ選手権が最後。ゴルフの祭典とも呼ばれるマスターズには過去16度出場し、7度のトップ10入り（うち4度はトップ5入り）を記録するもあと一歩のところで栄光のグリーンジャケットには手が届いていない。

　タイガー・ウッズ（米）が2000年の全英オープンで成し遂げて以来、史上6人目の生涯グランドスラム達成まで残り18ホール。2打差には昨年の全米オープン覇者であるブライソン・デシャンボー（米）が控えているが、このまま逃げ切って歴史に名を刻めるか。「ただただ毅然と自分に集中するだけ」と話す最終日のプレーに注目だ。