宮里藍さん、若手とのトークは「選手時代の経験や取り組んでいた想いを思い出す」
20日、国内女子ツアーのブリヂストンレディスオープン(22~25日/愛知県/中京ゴルフ倶楽部 石野コース)の練習日に、宮里藍さんによるトークセッションが行われ、プロ4選手、アマ7選手が参加した。
今年で5回目となるこの企画では、将来のゴルフ界を担う選手たちに向け、宮里さんが実体験をもとに成長のヒントを語った。テーマはスキル的な内容のみならず、食事や休養の取り方、海外遠征での過ごし方など、普段ではなかなか聞けない実生活に密着した内容が中心。宮里さんは、自身の国内外ツアーでの経験を交えながら、具体的で実践的なアドバイスを送り、若手選手たちの背中を押した。
荒木優奈からは「連戦続きで、つい練習をしすぎてしまうのですが、どのタイミングで休んだらいいのか分からないです」との悩みが投げかけられた。これに対し宮里さんは「日々の練習で、その練習の目的を明確にして取り組むこと、そうするとそのタイミングが分かるようになるし、無駄な練習はしなくて済む」と質を重視する視点を伝えた。
永嶋花音は「今回で3回目の参加となりましたが、毎回、その時点での自分の悩みや疑問について、予想以上の回答をいただき、モチベーションを上げて試合に臨むことができています。昨年のステップアップツアーでの初優勝にも、とても大きな力になったと思います」と語り、今後も機会があれば参加したいと笑顔を見せた。
宮里さん自身も「若手の選手とコミュニケーションが取れることは、自分自身も選手時代の経験や取り組んでいた想いを思い出させてもらえるので、とてもリフレッシュでき、さらに若手選手の活躍に寄り添えることはとてもありがたい」と話し、双方にとって有意義な時間となったようだ。
今回参加したプロは荒木、永嶋、福田萌維、與語優奈の4名。未来のゴルフ界を担う彼女たちにとって、レジェンドとの対話は大きな励みとなったに違いない。