ライダー杯、ホヴランドの負傷欠場による「引き分け」が波紋 米主将はルール改正を主張
28日、欧米対抗戦のライダーカップ(ニューヨーク州/ベスページ・ステート・パーク ブラックコース)最終日、思わぬルールの適用が波紋になった。
11.5対4.5と欧州選抜の大量リードで最終日のシングルス戦を迎えたが、ヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)が首痛で棄権したため、スコアは12対5となり、11試合が実施されることになった。
ホヴランドは前日のフォーボールも棄権。その時はティレル・ハットン(英)が代役を務めたが、シングルス戦は全員出場のため代役はいない。ここで両主将が大会前に合意していたキャプテン協定が発動され、ホヴランドとハリス・イングリッシュの試合は「引き分け」となり、各チームに0.5ポイントが与えられた。
最終的に欧州選抜が15対13で連覇を達成したが、展開次第では、このわずか0.5ポイントが米国選抜にとって致命傷となる可能性もあった。
試合後、米主将のキーガン・ブラッドリーはこのルールに対して、「次回大会までに変える必要がある。スポーツ界全体、この場にいる誰もがそう思っているはず」と訴えた。
一方、欧州主将のルーク・ドナルド(英)は、このルールは1971年から存在しており、過去にも1991年と1993年の大会で米国選抜が僅差で勝利を収めた際、同様の形で適用されたことを指摘。「キャプテン協定は、こうした緊急事態に備えるためにあるもの」と述べた。
このルールがライダーカップで適用されたのは今回で4回目。ホヴランドを含め、4回中3回がヨーロッパの選手であり、負傷による引き分けルールが適用された大会で、欧州選抜が勝利したのは今回が初めてである。
SNS上では「引き分けが妥当だ」という声もあれば、「不戦勝として米国選抜に1ポイントを与えるべきだった」という意見も見られる。確かに、現在のルールでは棄権が自動的に引き分けと扱われるため、極端な話、欧州選抜の6人が棄権すれば、それだけで3ポイントが加算され勝利が決まることになる。
一方、もし不戦勝として米国選抜に1ポイントが入るルールだった場合、究極の例えだが、欧州選抜の大半が食中毒などで棄権になれば、米国選抜の逆転勝利となってしまう。次回大会までにこのルールは変更されるのだろうか、注目だ。
SHANE LOWRY COMES UP CLUTCH TO RETAIN THE RYDER CUP! #TeamEurope | #OurTimeOurPlace pic.twitter.com/Q6LKpWr0aQ
— Ryder Cup Europe (@RyderCupEurope) September 28, 2025