my caddie 編集部です。
フォーティーンの新アイアンが発売されるということで先日、群馬県にあるフォーティーン本社にお邪魔してきました。
その新製品は「洗練された」という意味を持つ「REFINE THE TB-5 FORGED」です。
2020年11月に発売された「TB-5 FORGED」の後継モデルかなと思ったのですが、厳密にはそういう訳ではないらしい…。
では何が洗練されたのか、それはバックフェース面です。
上記はバックフェース面に汚れがついた「TB-5 FORGED(左)」と「REFINE THE TB-5 FORGED(右)」です。
「REFINE THE TB-5 FORGED」にも汚れはついているのですが、目立ちにくくなりました。これはバックフェース面に傷に対する強度を高めるプレシジョン・フォージング加工がされているため。
実はアスリート向けの「TB-7 FORGED」にはこの加工が施されていますが、先に発売された「TB-5 FORGED」には施されていませんでした。
今回「REFINE THE TB-5 FORGED」にプレシジョン・フォージング加工がされたことで、長く綺麗に使うことができるように!
ただ、ここで気になるのは「新しく発売するのに修正したのはバックフェース面のみ」というところ。
普通なら2年くらい経つと形状を少し変えたり、新しい素材を採用し、進化したことをアピールするのですが、そうではない…。
担当の池田さんに聞いてみたところ、大きく変えなかった理由は「TB-5 FORGED」はもう完成されたアイアンであり、変える必要性がないからとのこと。
「TB-5 FORGED」はやさしい軟鉄鍛造アイアンを使いたいというゴルファーに向けて開発され、発売から2年以上が経過しても人気があります。
それだけ好評なアイアンに、例えばヘッドの重心位置を変えたり、高MOIにしたら、そもそものコンセプトがブレるのはもちろん、ユーザーも離れてしまいます…。
無意味な進化をさせるくらいなら、変えない方が良いという判断かつ、それは自信の表れでもあります。
ただ一つ、改善すべきと思ったのがバックフェース部のシアターブレードだったそうです。フォーティーンは創業時から「クラブは美しくなければならない」というテーマがあります。
クラブに汚れがつくのはごく自然のことですが、最小限に抑えられるに越したことはないので、汚れがつきにくくなった「TB-5 FORGED REFINE」は同社のテーマに沿ったアイアンに“進化”したと言えるでしょう。
最後になりましたが「TB-5 FORGED」および「REFINE THE TB-5 FORGED」の特徴について。
キャビティの部分は段差がなく、映画館(シアター)のような形状にフェース厚を持たせることで、軟鉄鍛造に求める「打感」と「やさしさ」を良いバランスで両立しています。
ソールはダフリのミスをカバーしてくれる設計。ヘッドサイズは軟鉄鍛造にしては大きめなので、よりやさしさを感じられます。そして何より美しいのが特徴です。
2022年11月19日に5本セット(#6-PW)143,000円(税込)から、単品(#5)28,600円(税込)から発売される「REFINE THE TB-5 FORGED」は、フォーティーン公式オンラインショップで予約受付中です。
ちなみに「TB-5」と「TB-7」はロフト・ライ角が同じなので、6番から8番を「TB-5」、9番以降を「TB-7」というコンボにもしやすいのでおすすめです。
■「REFINE THE TB-5 FORGED」詳細
https://www.fourteen.co.jp/iron/tb-5-forged-23/