ＰＩＮＧ好きでＰＩＮＧのドラは全て打ってますが、ＰＩＮＧ史上最高傑作と思います。あの頃のＰＩＮＧは商品サイクルが長く、じっくりと腰を入れて開発をしていたように思いますし、効率の悪い製造工程を避けていませんでした。このドラで注意すべきはロフト１０．５以上を選択すること。１０．５で中弾道低スピンの棒玉が打てます。９度では上がりきらずスピン量不足で苦労する人がほとんどだと思います。ＨＳが速く安定してアッパーブロー軌道に振れる人に限られます。ハンターメイハンでさえ１０．５でしたし、ウェストヘイゼンも１０．５と９を併用していたと聞きます。中古市場では良品が少なくなってきたようです。小生はスペアのヘッドも確保しています。過去、つまみ食いをしてもこのクラブに帰ってきました。これからも長い付き合いになるでしょう。

溝規制がアマチュア競技にも適用されるのでアイ３＋から買い替え。塚田プロの活躍はPINGファンには嬉しい限りで、彼の愛用するG25も良いと思いましたが、同じアイアンというのもおこがましく、どうせならルール適合機種の中で一番易しいのがいいかと、K15USカーボンRにしました。ソケット付きミラー仕上げのJPよりも、ソケット無しブラスト処理のUSの方がPINGらしくてかっこいい。USカーボンは例によってしっかり重めです。直進性、寛容性は抜群で、打ち分けようと思えば操作性もそこそこ。打感はチタンフェース特有の軽薄さが無く、むしろ重厚で心地よい。カーステンのKを名乗るだけあって、徹底した機能重視ですが、オモチャっぽくならずに道具としての美しさを感じるので飽きが来ないだろうと思います。K15を使っている人はほとんど見掛けませんが、これは武器になりそうだと、内心ほくそ笑んでおります。

Ｇ２０から乗り換えて３か月。今ではバリバリのエースドラです。４６．５インチなのに構えやすく振りやすい。４６．５インチだから素振りのように力まず振れて、ビュンと振ればまっすぐ遠くに飛んでいきます。ヘッド、シャフト、グリップの各要素が絶妙にバランスしているからそのまま使いたい。リシャフトは不要、というか逆効果に思える。なんでイマイチ人気無いのか不思議。８２５が出たのでますますリーズナブルになって、おススメです。

敬愛するＬトレビノの使用球、低ヘッドスピード用スピン系ボールということで気になったので、ＵＳ並行輸入品を格安で購入、さっそくホームコースで試し打ち。これ、何とも言えず良いボールです。自分のヘッドスピードが上がったと錯覚するような分厚い手応えと柔らかさの中に芯のある打感が印象的。スピン性能欲しさにウレタン系ボールを使用していますが、ボールのポテンシャルを引き出すにはヘッドスピード不足と自覚していた自分には、このボールは最高の出会いになりそうです。余り体力には自信がない競技系ゴルファーにおすすめです。

５Iの代わりに、「フェードで安全確実に１７０ｙのキャリーを確保できるクラブ」をあれこれ物色した末に辿り着いた1本。フラットなライ角、スクエアなフェース角、ロフト２６度以上、といった条件で探しましたが、日本製には該当なし。ＵＳモデルで、タイトやピンにも候補がありましたが、一番ＦＷっぽくて素直な形のコレにしました。結果、大正解。左の心配はほぼ皆無。高すぎず程よい弾道高さとスピン量。そして、ビシっとターゲットを向く構えやすさ。リシャフト覚悟でしたが、７５ｇのフブキはこのまま使えそうなのは嬉しい誤算。これで安心して５Ｉを抜くことができそうです。ただし、スライサーの方は近寄ってはいけないクラブですので要注意。

打感的に２０ＸＩにちょっと飽きたので、たまにはディスタンス系でも、と思い立ち、ミズノＪＰＸに浮気してみた。理由はＬＸやＶ１０といった売れ筋よりも割安だから。さっそくラウンドしてみたら、嬉しい誤算（といったらミズノに失礼だが）。ダメ元の予想は完全に裏切られた。まず、オフセンターでも飛ぶし、フェード系の球筋でスピン量が抑えられて高弾道の棒玉が出るので、愛用のピンＧ２０ドラとの相性がすこぶる良い。ここまでは想定内だが、グリーン周りでもかなりコントロールできるのが嬉しい。そこそこ止まってくれるので、ピッチ＆ランを多用する自分には却って距離感が合うともいえる。打感も瑞々しさが有って悪くない。他のディスタンス系ボールを試したことがないので、これが一番かどうかは分からないが、結論から言えば「使えるボール」。浮気が本気になりそう。難点といえば、円高メリットでお得な並行輸入品がないことかな。