Mシリーズ、SIMともにフェードヒッター向きです。前作(SIM Max)はナイスショットと思っても微妙に右に流れました。この微妙な感覚がスイング時に僅かな作為の必要性を感じ気持ち良く振れずM6を主に使用していた。前作はDタイプが標準という偏りがあったと感じていたが、SIM2MAXは掴まりが非常に良くなりました。掴まると言ってもスライスがドローになる話ではなく、フェードヒッターが気持ち良くフェードが打てるというもの。2MAXがこれ程良くなっているとDタイプと非常に迷うのが今作でそれ程前作より優れていると思います。このDタイプは前作程ではないが多少ディープフェイス(DはドローバイアスのDでディープフェイスの意味ではないが)で直進性に優れている。フェードヒッターが逆玉を恐れる程左に出るかと言えばさにあらず、そこは慣性モーメントがしっかり作用して強いストレートフェードになります。MAXよりもスピンが入り易く打ちやすい。MAXも含めてこれだけ安定性のあるヘッドだとリシャフトの可能性がかなり広くなりリシャフト次第では飛距離も期待出来るモンスタードライバーの可能性を感じる。これだけ方向性が安定したヘッドだと粘り系よりも弾き系の一発のある癖のあるシャフトでも玉を拾ってくれて方向性は損なわれないはず。MAXも良い出来きでDを選ぶかは個人の好みで決めれば良い。打音は前作と大差なく万人が違和感なく感じるはず。今作は何となくパーシモンを思い出す懐かしい打音です。打感の弾き感は前作の方が強い感じだが、玉を押している感触はこちらが強いが前作同様問題なし、但しデザインは圧倒的に良くなったと自分は思います。兎に角テーラーマニアは是非は使用をお薦めします。鳥籠やレンジではなくコースで使用されたら魅了されるはずです。前作からの買い替えで損はしません。悩みはMAXにするかDを選ぶかです。自分にはヘッド後方のは重りが2g軽いDの方か扱い易く直進性に優れリシャフトの可能性も大きいと感じた。純正シャフトは前作同様で非常に出来が良くHS42辺りまでSかSRで充分で後は自分のスイングとの兼ね合いでリシャフトして平均飛距離を上げれば良い、それだけ良いヘッドです。機能は前作同様で間違いない。ヘッド素材の変更の恩恵は余り感じなかったが兎に角MAX、D共にとても良い出来です。ゴルフがより楽しくなる事必定で価格に見合う価値ありです。

M6使用者です。新製品ゆえ魅かれて購入しましたが、無意識に振れば右に抜けます。M6もSIMもフェード系のDRですが、フェード系での捕まりの良さ(フェードの打ち易さかな)が失われてます。要するにショットの際に少しフェイスコントロールを意識する必要があります。M6では無心に振ればフェードが打てたのですがね。ツイストフェイス、スピードインジェクションと新機能をエンジョイ出来たのですが、今回の空気抵抗軽減の目的は理解しますが、結果的にフェイスの融通が効かなくなってます。少しでも振り遅れたり、トップで少しでもフェイスが開いたらそのまま右に抜けます。新機能の影響かどうかは分かりませんが、M6の方が方向性が段違いに安定してます。TMの新機能追求姿勢はクラブ好きをいつもワクワクさせてくれるのですが、今回は次作のSIMに期待したいですね。打感、構えた際のクラブの据わり等は良くなっているのですがね。結局M6がそれだけ熟成されて良く出来ているのでしょう。純正シャフトのテンセイブルーは良いシャフトだと感じました。無論カスタムのテンセイとは別物ですが、此れは此れで充分です。一方FWはM6から良くなってます。こちらは全て替えました。UTは掴まりがM6よりも悪くなってます。HSがある人には良くなったと感じるのでしょうが、普通の人はM6の方が扱い易いでしょう。本題のDRは次に期待ですね。1年後には改良されて来るはずです。Mシリーズも毎年改良されて良くなりましたからね。テーラーならやってくれるでしょう。

SIM/ SIM MAXが出て改めてこのクラブの出来の良さを再認識した。フェードヒッターが気持ち良くフェードを操れる掴まりの良さ、ツイストフェイスによる寛容性(方向性の良さ)、スピードインジェクションによる飛距離の安定性等Mシリーズの機能が熟成した名器だと感心しています。使用後1年経過したが週一回はラウンドしているが本当にOBしなくなった。競技に必須の実用性は本当に魅力です。 SIMのお陰で価格もさがったのでスペアにもう一つ買い置きしました。M6の前は10年近くタイトリスト一筋だったが、このM6は本当にやさしい。純正のフブキもデザインは今一つだがHS42までなら充分だが、 SIMを見送るのでその予算でリシャフトを検討するつもり。M6の唯一の欠点はドローが打ちづらい天気だが、フェード系の方向性の良さは秀逸て、この点がM4や SIMMAXより優れており絶対の出来の良さです。