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ダブル宮里は後退… 伏兵・服部がV圏内浮上!

更新日:2010/07/25 12:40
ダブル宮里は後退… 伏兵・服部がV圏内浮上!
苦戦する藍・美香のダブル宮里を尻目に6位タイまで浮上した服部。上位混戦のエビアン・マスターズ最終ラウンドでは、日本勢のさらなる活躍に期待がかかる。 (写真提供:AP Images)

 

 前日単独トップに立った宮里美香とディフェンディング・チャンピオンの宮里藍がスコアを落とす展開となったムービングデー。そんな中で日本の伏兵、服部真夕が優勝戦線に浮上した。

 欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズは現地時間24日、フランスのエビアン・マスターズGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位からスタートした宮里(美)は4番から3連続ボギーを叩き後退すると、中盤巻き返したものの2オーバー74と崩れ6位タイに順位を下げた。それでも通算7アンダーは首位のモーガン・プレセル(米)と4打差。射程圏内だけに最終日の巻き返しが期待される。

 一方、先輩格の宮里(藍)も大苦戦。スタートホールの1番でボギーを叩くと、5番、7番のバーディで波に乗るかと思われたが、スコアを伸ばしたい9番パー5でボギー。「あれで流れが途切れてしまった」と後半3つのボギーを叩いて2オーバー74。通算1アンダー33位タイまで後退し、自身初の米ツアー連覇の夢はかなり厳しい状況となっている。

 そんなダブル宮里を尻目に気を吐いたのが服部。2バーディ、2ボギーのイーブンパーで前半を折り返すと、後半はノーボギーの3バーディに収め、初日に続く60台の3アンダー69をマーク。通算7アンダーまでスコアを伸ばし、前日の13位タイから宮里(美)と並ぶ6位タイに順位を上げた。本人は「出来過ぎですね…」と照れたが、最終日のプレー次第では優勝を狙える位置を確保。師匠である岡本綾子が通算17勝を挙げた米ツアーで無欲の初勝利を目指す。

 その他の日本勢は、通算5アンダー15位タイに馬場ゆかりと不動裕理がつけ、通算3アンダー22位タイに有村智恵と上田桃子。さらに上原彩子と横峯さくらが通算イーブンパー46位タイ。佐伯三貴が通算1オーバー54位タイ。飯島茜(通算2オーバー61位タイ)、森田理香子(通算3オーバー69位)、甲田良美&古閑美保(通算5オーバー71位タイ)、北田瑠衣(通算6オーバー77位タイ)の各選手は下位に低迷している。

 上位陣は、プレセルが通算11アンダーで単独首位に立ち、2打差の2位タイに申智愛とジョン・ジャンの韓国勢2人。また、この日宮里(藍)と同組で回ったプロ3戦目の15歳、アレクシス・トンプソン(米)が飛ばし屋ブリタニー・リンシコム(米)と並び通算8アンダー4位タイの好位置につけている。

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