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藍が首位タイキープ! 連覇狙う有村4位タイ浮上

更新日:2010/08/14 17:41
藍が首位タイキープ! 連覇狙う有村4位タイ浮上
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント第2ラウンド。緊迫した我慢比べの中で首位タイの座を守った宮里は、堂々のトーナメントリーダーとして最終日に臨む。 (写真撮影:内田眞樹)

 

 国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントは14日、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進の宮里藍とニッキー・キャンベル(豪)がともにスコアを2つ伸ばし、通算9アンダーで前日に続きトーナメントリーダーの座を分け合った。1打差の単独2位に李知姫(韓)がつけ、ディフェンディング・チャンピオンの有村智恵ら3人が通算7アンダー4位タイで続いている。

 トップ2人による緊迫の我慢比べが展開された。2番のバーディで単独首位に立った宮里は、3番ボギーとするも直後の4番でベタピンに寄せすぐさま取り返す。8番パー3では4メートル弱のバーディパットを沈め、キャンベルに2打差をつけてハーフターン。しかし、後半に入り足踏み状態が続く宮里を尻目に、11番と13番でバーディを奪ったキャンベルが再び追いつく。その後は両者ともにスコアカード通りのプレーが続き、通算9アンダーのままホールアウトした。

 3バーディ、1ボギーの2アンダー70で第2ラウンドを終えた宮里は「標高が高く、今日はアイアンの距離感が合わなかった。でも内容的にはそれほど悪くない。最終日は良い緊張感を持って臨みたい」とのコメント。ボギーなしの7バーディと好調だった初日に比べやや失速したが、首位タイで迎える最終ラウンドでは昨年のSANKYOレディースオープン以来となる国内ツアー優勝を目指す。

 そんな中、宮里を上回るプレーを見せたのが自身初の大会連覇を狙う有村だ。11位タイからスタートした第2ラウンド、前半の4番から3連続バーディを奪い一気に上位に顔を出すと、バックナインでは上がり4ホールで2バーディ奪取。この日終始安定したゴルフでノーボギーの5アンダー67をマークし、ツートップに2打差の4位タイまで順位を上げた。同じ東北高校卒業で憧れの先輩でもある宮里と同組で最終ラウンドを回るという念願は叶わなかったが、「軽井沢はやっぱり相性が良い。最終日どれだけ爆発できるか(自分を)試したいですね。藍先輩に少しでも追いつけるよう頑張ります!」と意気込みを見せている。

 その他上位陣は、大会4勝を誇るホステス・プロの福嶋晃子が通算6アンダーで単独7位につけ、この日12番パー3でホールインワンを達成した三塚優子ら4人が通算5アンダー8位タイ。昨季賞金女王の横峯さくらは通算2アンダーで20位タイ。なお、14歳のアマチュア高橋恵は通算3オーバー65位タイでカットラインに2打及ばす、男子プロ・石川遼の妹である葉子も通算13オーバー107位タイで予選落ちを喫している。

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