ルーキーA.プルー、僅差でリード!
ネイションワイドツアーで賞金ランク上位に食い込み、今季PGAツアーに昇格したばかりのアレックス・プルー(米)が、早くも優勝候補に名乗りを上げた。
カリフォルニア州パームスプリングスに点在する、PGAウエスト(以下PP)、PGAウエスト・ニクラウス・プライベートC(以下NP)、シルバー・ロックGC(以下SR)、ラ・クインタCC(以下LQ)の4コースを舞台にプロアマ形式90ホールの長丁場で行なわれる米男子ツアー第3戦、ボブホープ・クラシック。天候が回復した現地時間23日、第3ラウンドの競技を終了した。前日2位につけていたプルーがラ・クインタCCで7アンダー65をマーク。通算21アンダーとして単独トップに躍り出た。
1打差の2位タイに前日のトーナメントリーダー、ブッバ・ワトソン(米/PP)とルーキーのマーティン・フローレス(米/SR)がつけ、通算 17アンダー単独4位にベテラン、ジョー・オギルビー(米/SR)が続いている。また歴代チャンピオンのひとりマイク・ウィアー(カナダ/SR)が通算 15アンダー単独8位の好位置を確保した。
トーナメントリーダー初体験のプルーだが「まだ何の感慨もない。冷静だよ。残り2ラウンドあるからね」と落ち着き払っている。この日はスタート直後の2番から3連続バーディで波に乗り「パー5で(バーディを)獲れないホールが何個かあって残念だったけれど、ショットもパットも安定していた」と2 日間ノーボギーの安定したゴルフに納得の様子。
もし優勝したら? と聞かれると「18番で劇的なイーグルか何かで勝ったら池に飛び込むかもしれない。でも普段からポーカーフェースであまり感情を表に出さないタイプだから、おそらくあまりリアクションはしないだろう」とクールそのもの。冷静な男が熱く燃える結末を迎えることは果たして出来るのか?
一方、日本勢唯一出場の今田竜二はこの日難易度の高いシルバー・ロックをプレーし、7バーディ、3ボギーの4アンダー68をマーク。通算10アンダーとし39位タイから38位タイへわずかながら順位を上げた。同じ38位タイにはジャスティン・ローズ(英/NP)、リッキー・バーンズ(米/PP)らがつけている。