今田首位タイ浮上! P.ミケルソン10位タイ
ツアー2勝目を狙う今田竜二が得意のコースでトップタイに浮上した。
カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGCを舞台に行なわれている米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間の 29日、第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイと絶好のスタートを切った今田が2日連続ノーボギーの完璧な内容で通算11アンダーまでスコアを伸ばし、 D.A.ポインツ(米)とともに首位の座を分け合った。
2打差の3位タイにサウスC(以下SC)を回ったマット・エブリー(米)とノースC(以下NC)を回ったマイケル・シム(豪)が続き、この試合が今季初戦となるフィル・ミケルソン(米)はこの日ノースCをプレーして5つスコアを伸ばし、通算7アンダー10位タイに順位を上げた。
この日の今田は08年の全米オープンの舞台にもなった難易度の高いサウスCを回り4アンダー68の快調なゴルフ。「サウスコースで68は上出来だと思います。今週はアイアンショットの調子がとても良くて、ティーショットでフェアウェイを外してもパーオン出来ているんです。先週まで苦労していたパットも突如入り始めて、長い距離も短い距離もカップインしてくれる」とすべての要素が噛み合っていることを打ち明けた。
08年の今大会では(当時の名称はビュイック招待)優勝したタイガー・ウッズ(米)が独走したため、2位争いが注目が集まる中、最終日にスコアを伸ばした今田が単独2位に食い込み存在感をアピール。その年の賞金ランキンッグ13位に入ったのも、今大会での活躍で弾みがついたからだ。「相性が良い? どうなんでしょうね? 天気が良くて食べ物がおいしい。だからなのかな?」と本人特有のおとぼけでかわしたが、思うようなプレーをさせてもらえなかった昨年の借りを返すためにも、得意の舞台で最高のゴルフを見せて欲しい。
尚、前週優勝争いを演じたブッバ・ワトソン(米/NC)がカットライン(通算2アンダー)に4打足りずに予選落ちを喫した他、ソニー・オープン・イン・ハワイで優勝を飾ったライアン・パーマー(米/SC)も予選ラウンドで姿を消している。