E.エルス、盟友タイガーにエール!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/01/31 17:56
米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープン(カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC)は第3ラウンド(現地時間30日)を終え、アーニー・エルス(南ア)が首位の今田竜二に5打差の11位タイに浮上した。
プロ入り以来、この時期のエルスは欧州ツアーの中東シリーズへの参戦が恒例となっていた。しかし今年は「あまり遠くへ旅をしないという約束を家族としているから」と現在居を構えるアメリカ(フロリダ在住)でのプレーを中心にスケジュールを組んでいる。実はエルスには自閉症の息子(長男ベン君)がおり、同症の研究が進んでいるアメリカに一家で越してきたという経緯がある。
トリーパインズでこの時期プレーするのは初体験。一昨年ここで全米オープンが行なわれたときよりも「グリーンが柔らかいし、ラフもきつくない」のでスコアメイクはしやすいと言うが、それでも「距離があるし正確性も試される。難しいコースであることは変わりないね」。そんな中で5打差は十分逆転を狙える位置。しかもこの試合で過去6勝を挙げているタイガー・ウッズ(米)が居ない分、優勝のチャンスは広がる。
「それは確かにそうだね。彼が居たらボコボコにやられてしまっていただろう。でもタイガーはゴルフ界に必要な存在。我々は皆、タイガーが帰って来てくれるのを願っている」とエルスは謹慎中の盟友にエールを贈った。残り18ホール、エルスの動向からも目が離せない。