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今田単独トップ! ツアー2勝目に王手!

更新日:2011/01/21 17:58
今田単独トップ! ツアー2勝目に王手!

 

 最終18番ホールで10メートル以上のパットをねじ込みバーディで締めくくった今田竜二が、後続に2打差をつけツアー通算2勝目に王手をかけた。

 カリフォルニア州サンディエゴのトリーパインズGC(サウスC)を舞台に行なわれている米男子ツアーのファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間の30日、第3ラウンドの競技を終了。この日首位タイからスタートした今田が3バーディ、1ボギーの2アンダー70にスコアをまとめ通算13アンダーで単独トップの座を守った。

 2打差の2位タイにベン・クレーン(米)とマイケル・シム(豪)が続き、通算10アンダー単独4位にルーカス・グローバー(米)。以下通算9アンダー5位タイにフィル・ミケルソン(米)、崔京周(韓)、ブラント・スネデカー(米)の他、期待の新人リッキー・ファウラー(米)らが続いている。

 前日まで2日間ノーボギーの快調なゴルフを続けていた今田は、第3ラウンドの4番パー4で今週初のボギーを叩くなどアイアンのキレが今イチ。それでも要所要所を得意のアプローチで締めて終始リーダーボードの最上段をキープした。そして見せ場は570ヤードと距離の長い18番パー5で訪れた。セカンドショットを左のラフに入れてピンチを招くも、ピン左手前からの10メートル以上のパットをねじ込みバーディ奪取に成功。これにはグリーンサイドを埋め尽くしたギャラリーも大喝采を送った。

 一昨年のこの大会でタイガー・ウッズ(米)に次ぐ単独2位に入って弾みをつけ、その年賞金ランク13位と大躍進した。ところが昨年は得意のショートゲームがすっかり影を潜め、優勝争いに絡むことが出来ず、賞金ランクも三桁台に低迷した。長打力のある選手が有利と言われるトリーパインズのサウスCとの相性が良いのは「なぜかわからない」と本人も首を傾げるが、一昨年のAT&Tクラシック以来のツアー通算2勝目は、得意なこのコースで挙げるのが良い。強豪がひしめく大会で、再び今田が輝きを取り戻すか注目だ。

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