桃子＆美香が11位タイ発進　藍は出遅れ

　米女子ツアーの今季開幕戦ホンダLPGAタイランド（タイ、サイアムCC）は現地時間17日、第1ラウンドの競技を終了。トーナメントレコードに並ぶ9アンダー63をマークしたキム・インキョン（韓）が単独トップに立つ中、上田桃子と宮里美香はともに2アンダー70で回り11位タイ発進。日本勢2人がまずまずのスタートを切る一方で、ディフェンディング・チャンピオンの宮里藍は3オーバー75を叩き44位タイと出遅れてしまった。

　早い時間帯で回った上田は13番までに3アンダーとスコアを伸ばし、終盤2ボギーを叩くも最終18番をバーディで締めくくる上々の初日。同様に午前スタートの美香も2番、3番の連続ボギーから4つのバーディを重ねる見事なカムバックを披露する。日本勢が奮闘する中、米ツアーで自身初の大会連覇を目指す藍は序盤から苦戦。出だし1番をバーディとするも直後の2番でバンカートラブルに見舞われダブルボギー。中盤以降もボギーが先行する苦しい展開となり、この日は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの3オーバー75。首位とは12打差と大きく水をあけられた。

　その他上位陣は、首位と3打差の2位タイで世界ランクNo.1になったばかりのヤニ・ツェン（台）、50歳の大ベテランであるジュリー・インクスター（米）が続き、4打差の4位にカトリオーナ・マシュー（スコットラウンド）、5打差の5位にスーザン・ピーターセン（ノルウェー）。さらに昨季米ツアー賞金女王のナ・エン・チョイ（韓）、ポーラ・クリーマー（米）、ミッシェル・ウィー（米）ら5人が3アンダー69で6位グループを形成している。