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東北福祉大コンビは明暗 アマ松山は健闘、池田は出遅れ

更新日:2022/10/26 00:57
東北福祉大コンビは明暗 アマ松山は健闘、池田は出遅れ

 

 現地時間7日、米国男子のメジャー今季初戦となるマスターズがジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕し、日本人アマとして初めてマスターズに挑む松山英樹は4バーディ、4ボギーのイーブンパーで31位と健闘。一方、池田勇太は11番のトリプルボギーが響き、2オーバー、74で64位タイと出遅れた。

 第二の故郷、東北地方への熱い気持ちを抱えてプレーした2人の初日は、明暗が分かれることとなった。

 昨年のアジアアマで優勝し、日本人アマとしては初のマスターズ出場を果たした東北福祉大の松山は、大舞台でも自分のゴルフを貫いた。4番ではカップまで20メートル近い右手前からのバーディパットを、カップの向こう側にぶつけるほどの強気なパッティングでバーディ奪取。7番をボギーとしたものの、続く8番でバーディを奪い、アンダーパーをキープした。

 松山はアーメンコーナーを抜けると14番、15番で連続バーディーを奪い、3アンダーまでスコアを伸ばす。しかし、16番、17番でボギーを叩くと、最終18番もティーショットを木の根元に打ち込み、フェアウェイに出すことしかできずにボギーとし、イーブンパーで初日を終えた。

 松山はラウンド後、「すごい楽しかったです。スコアが良かったのもありますけど、オーガスタの雰囲気を楽しめました」と笑顔を見せた。また、4番のバーディについて聞かれると、「強めのつもりはなかったんですが、強くなっちゃいました」とコメント。初出場らしい清々しいプレーを見せてくれた。

 一方、東北福祉大OBで松山の先輩にあたる池田は、序盤はアイアンショットが切れる持ち前のプレーが光ったが、後半になって苦戦を強いられた。10番まで3アンダーで快調なプレーを見せていたものの、11番に痛恨のトリプルボギーを叩きイーブンパーに戻ると、続く12番もボギーとしてしまう。

 池田はその後、14番でバーディを奪ったものの、粘りきれずに17、18番で連続ボギー。2オーバー、74でプレーを終えた。

 池田は「11番、12番で風の読み違いがあり、グリーンをキャッチできなかった。でもそれだけで大きなミスはない。絶好調なわけではないから何とも言えないけど、明日はもっと自信を持ってプレーしたい」と落ち込むことなく、明日からの巻き返しを誓った。

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