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D.トムズ前週の雪辱晴らし復活V! C.ウィーは一歩及ばず

更新日:2022/10/26 00:57
D.トムズ前週の雪辱晴らし復活V! C.ウィーは一歩及ばず

 

 2週連続で韓国勢相手に激しい優勝争いを演じたデビッド・トムズ(米)がザ・プレーヤーズ選手権で崔京周(韓)に敗れた悔しさをバネにチャーリー・ウィー(韓)との激闘を制し、5年ぶりツアー通算13勝目を挙げた。

 米男子ツアー、クラウン・プラザ招待 at コロニアル(テキサス州、コロニアルCC)は現地時間22日、最終ラウンドの競技を終了。予選ラウンドで2日連続『62』のツアー最少ストロークタイ記録をマークしながら3日目に崩れ、最終日はウィーに1打差の2位からスタートしたトムズは、11番パー5の第3打を直接カップにねじ込むスーパーイーグルで再び首位に返り咲くと、最後は相手に1打差まで詰め寄られながら、3アンダー67にスコアをまとめ通算15アンダーで勝利を収めた。

「ガッツ溢れるプレーでしたね?」とラウンド後、CBSテレビのレポーターに声をかけられると、「本当にそうだった。素晴らしいプレーをすることが出来たよ」と興奮気味に語ったトムズ。前週の準メジャー(ザ・プレーヤーズ選手権)では崔にプレーオフで敗れ、「自分の全盛期を知らない子供たちに強い父親の姿を見せたい」という思いは叶わなかった。だが2週連続で訪れた優勝のチャンスにトムズは不屈の闘志で食らいついて行った。

「このコースは自分にすごく合っている。いつか絶対に勝ちたいと思っていた」という名手ベン・ホーガン縁の地で、ツアー屈指のショットメーカーが遂に栄冠を手に入れた。

 それにしても最終日の攻防は見応えがあった。序盤は単独トップ発進のウィーが1番、2番の連続バーディでリードを広げた。しかしウィーはバーディも奪うがボギーも叩く出入りの激しい内容。一方のトムズは我慢のゴルフでパーを積み重ねると、7番でこの日初バーディを奪い、11番のイーグルでウィーを1打リード。これで気勢をそがれたウィーは12番でボギー、トムズが14番でバーディを奪ったことで差は3ストロークまで広がった。

 しかし逆境にも決して諦めなかったウィーは16番パー3でバーディ。17番では相手がボギーを叩く中、2メートル強のシビアなパーパットをきっちり沈めて1打差まで詰め寄った。だが最終18番はティーショットを右のラフに打ち込んだウィーのセカンドショットがピンをオーバー。10メートル以上あるバーディトライが惜しくも入らず、2オン2パットのパーでホールアウトしたトムズが家族の前で待ちに待った栄冠を手に入れた。

 上位2人の一騎打ちの様相を呈した今大会。トムズに5打差の単独3位に入ったのはボ・バン・ペルト(米)。通算9アンダー単独4位にザック・ジョンソン(米)が続き、通算8アンダー5位タイにロバート・カールソン(スウェーデン)とチェズ・リアビ(米)の2人が入った。

 なお、今田竜二は決勝ラウンド進出を逃している。

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