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石川遼憧れのR.ファウラー初V王手! 今田46位タイ

更新日:2011/07/03 11:20
石川遼憧れのR.ファウラー初V王手! 今田46位タイ
全身ブルーのウェアに身を包んだ22歳のR.ファウラーが、6アンダー64の好スコアをマークして首位タイに浮上。ツアー2年目で悲願の初V達成なるか!?(写真提供:AP/アフロ)

 

 石川遼憧れの存在でありライバルでもある22歳のリッキー・ファウラー(米)に、いよいよツアー初優勝のチャンスが訪れた。

 米男子ツアーのAT&Tナショナル(ペンシルベニア州、アロニミンクGC)は現地時間2日、第3ラウンドの競技を終了。グリーンが柔らかい絶好のスコアリングコンディションに恵まれたこの日はコースレコードが2度も更新される激動の1日となった。そんな中、10位タイからスタートしたファウラーが7バーディ、1ボギーの6アンダー64をマークし、通算9アンダーまでスコアを伸ばして首位タイに浮上。期待されながら、ツアー2年目の今シーズンはなかなか優勝争いに加わることが出来ずにいたが、ここにきてようやくエンジン全開だ。

 これまで幾度となく優勝のチャンスがありながら、最終日に崩れるなど初Vを達成できずにいるファウラーは、「一番大事なのはいかに忍耐強いプレーが出来るか。自分に期待し過ぎず、気持ちを先走らせることなく、目の前のショットに集中したい」とコメント。また、「今年はドライバーの調子が今ひとつでフラストレーションが溜まっていたけれど、今週はショットの調子がとても良い。バーディ合戦での決着になると思うので、僕も負けないようにたくさんバーディを獲って行きたい」と最終日に臨む心構えを口にした。

 プロデビュー2戦目でいきなりプレーオフを戦い、敗れたものの2位(タイ)に食い込んだ逸材は、昨季未勝利ながら新人賞(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)に輝き、ローリー・マキロイ(北アイルランド)と並びもっとも期待される若手のひとり。彼のド派手なファッションに影響を受けている選手も少なくなく、石川もファウラーがトレードマークにしている大きなロゴのキャップを真似して被るなど、憧れの存在でもある。

 そのファウラーと首位に並ぶのは、コースレコードを2打縮める『62』と爆発したニック・ワトニー(米)。前日首位の崔京周(韓)は前半4ボギーを叩いたが、後半盛り返し通算8アンダーで単独3位に踏ん張っており、ワトニーに抜かれてコースレコードはならなかったものの7アンダー63のチャージを見せたスティーブ・マリノ(米)が、アダム・スコット(豪)、ウェブ・シンプソン(米)とともに通算7アンダー4位タイの好位置を確保している。

 一方、今田竜二は4バーディ、3ボギーの1アンダー69の平凡なスコアながら、前日より4ランクアップの通算1オーバー46位タイ。3日間を通して平均パット数が『31』と今田らしくないプレーが続いているが、最終日は本来の持ち味であるパッティングの調子を取り戻し、1つでも上の順位を狙いたい。

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