崖っぷちの今田 シーズンベストタイで2位タイ浮上!

大逆転での来季シード入りを目指す今田竜ニが苦しかったシーズンを忘れさせるような快調なプレーで優勝戦線に浮上した。
米男子ツアー今季最終戦、チルドレンズ・ミラクル・ネットワーク・ホスピタルズ・クラシックは現地時間9日、フロリダ州のマグノリアGC(=MG)とパームGC(=PG)の2コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。今田は難易度の高い方のマグノリアGCで7バーディ、1ボギーの6アンダー66の好スコアをマークし、通算9アンダーで初日の23位タイから単独トップのチャーリー・ベルジャン(米/PG)に3打差の2位タイに急浮上。シード獲りに首の皮1枚つながった。
とはいえ2位ではシード権が与えられる賞金ランクトップ125入りはかなわない。シーズンベストタイの「66」をマークした勢いそのまま、週末も好プレーを続けなければならない。
「今日は出だしの1番と3番でチップインバーディが来たので、それで波に乗ることが出来ました。ほとんどフェアウェイをキープしたしグリーンも外しませんでした。9番では長いパットも入ったし、すべてが噛み合った良いプレーが出来たと思います。今年はシーズンを通して本当に苦しかったけれど、それをすべて忘れてしまうくらいの週末にしたい。必死に頑張ります」と一発逆転を狙う今田。
15番パー3では5番アイアンでのティーショットがあと少しでホールインワンのスーパーショット。好調なショットに持ち前のパットが噛み合えば奇跡の大逆転も夢ではない。
その他上位陣は、今田と同じ2位タイにチャールズ・ハウエルIII(米/PG)、チャーリー・ウィー(韓/MG)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン/PG)らが並び、通算8アンダー9位タイにトミー・ゲイニー(米/MG)、ロバート・ギャリガス(米/MG)、カミロ・ビジェガス(コロンビア/MG)を含む10人がひしめく混戦模様。
この日2イーグルを奪い8アンダー64と爆発し通算12アンダーで単独トップに浮上したベルジャンが後続に3打差をつけ頭ひとつ抜け出した格好だ。