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藤田が悲願の賞金王へ独走態勢! 石川は3位タイ浮上

更新日:2012/11/30 17:55
藤田が悲願の賞金王へ独走態勢! 石川は3位タイ浮上
悲願の賞金王へ向け独走態勢に入った藤田寛之。後続に5打差をつけ自身初の賞金王へ着々と足固めを進めている。(写真提供:ISM)

 

 国内男子ツアー今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップは30日、東京都の東京よみうりカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。賞金ランキングトップで初日単独首位発進の藤田寛之が、この日も4つスコアを伸ばし通算13アンダーで単独トップの座をキープ。また、僅かに賞金王の可能性を残す谷口徹は、4アンダー66で回り通算5アンダーで前日の11位タイから7位タイに順位を上げた。

 大会3連覇と悲願の賞金王を目指す藤田が、コースレコードタイ記録をマークした前日に続き、この日も快調にスコアを伸ばした。序盤はパープレーが続いたものの、5番で1つめのバーディを奪うと直後の6番で見事イーグルを奪取。3アンダーで折り返した後半には、再びスコアカード通りのゴルフを強いられたが、16番でバーディを追加しノーボギーの4アンダー66でホールアウト。後続との差をさらに2ストローク広げ5打差とし、自身初の賞金王へ着々と足固めを進めている。

 逆転賞金王へは優勝が絶対条件の谷口。初日の出遅れを取り戻すべくこの日は2番をバーディとすると、迎えた6番から3連続バーディをマークし3アンダーでハーフターン。後半にも1つスコアを伸ばし4アンダー66でフィニッシュした谷口が、藤田とは8打差ながら奇跡の逆転王座へ向けて週末の猛チャージを狙う。

 また、来季から米男子ツアーに本格参戦する石川遼は、1番でバーディ発進を決めると、その後も2つの連続バーディをマークするなど、6バーディ、2ボギーの4アンダー66のラウンド。初日7位タイから4つポジションを上げ3位タイと優勝戦線に浮上した。

 藤田から5打差の単独2位にこの日2連続イーグルを記録したハン・リー(米)がつけ、金庚泰(韓)、武藤俊憲が石川と並び3位タイ。通算6アンダー単独6位に小林正則、谷口と並ぶ通算5アンダー7位タイに通算ブラッド・ケネディ(豪)、谷原秀人ら5人が続いている。

 その他、ルーキーの藤本佳則は1つしかスコアを伸ばせず、通算2アンダーで片山晋呉らと並ぶ16位タイに後退。初日出遅れた池田勇太はイーブンパー70のラウンドとなり、通算3オーバー22位タイで前日と変わらず依然低迷している。

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