母国OP制覇を狙うS.カプール　川村は3週連続の参戦

　欧州＆アジアン両ツアー共催のヒーロー・インディアン・オープンは現地時間19日、インドのデリーGCを舞台に開幕。同地での欧州ツアーは、2008年から6年間続いたアバンサ・マスターズ以来の開催となる。

　今週誰よりも勝利を欲しているのは、デリーGCをホームとする地元インドのシブ・カプールだろう。現在33歳のカプールには、冠スポンサーのヒーローとスポンサー契約を結ぶホストプロとしてだけでなく、2009年以来となるインド人選手によるナショナルオープン制覇という、地元の大きな期待がかかっている。

「インド人であれば誰にとっても、ここでの勝利はとてつもなく大きな意味を持つ」とカプール。前週のトゥルー・タイランド・クラシックでも11位タイに入るなど好調を維持するインド人は、同コースが舞台の2013年のセイルSBIオープン、同年のパナソニックオープン・インディアで共に単独4位に入っている。

　その他、マレーシア優勝のアニルバン・ラヒリ（インド）、ツアー21勝のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）、13年パナソニックオープン・インディア覇者ウェイド・オームズビー（豪）、フェアウェイキープ率No.1のケビン・フェラン（アイルランド）が、欧州ツアー公式ホームページで挙げられている有力候補。

　また、同大会には、日本勢としてただ一人、川村昌弘が参戦する。前戦のタイランド・クラシックでは、初日好発進も、最終的に69位タイ（予選通過78人中）と悔しい結果に終わった若武者だが、今週は果たして？