リオ五輪出場権争い 〜海外女子〜
2016年、ブラジルで開催されるリオデジャネイロ五輪でゴルフ競技が112年ぶりに復活する。出場選手は世界ランキングをベースとなって作られる、オリンピックランキング上位60名。現地時間7月11日に出場選手が決定となり、出場権争いは残り約半年となった。
世界ランク15位以内の選手は各国最大4選手までが出場可能だが、海外女子で出場権争いが最も激しいのは韓国だ。現在、世界No.2のインビー・パークを筆頭に同ランク15位までに8選手がひしめく大混戦となっており、国内女子ツアー賞金女王のイ・ボミ(同15位)も現時点で選外。今のところパーク、リュウ・ソヨン、キム・セイヨン、エイミー・ヤンが出場圏内だが、トップ10だけで6名が名を連ねているだけに最後まで目の離せない展開となるはずだ。
韓国の次に競争の激しい米国ではステイシー・ルイス(3位)とレクシー・トンプソン(4位)、クリスティー・カー(14位)の3人が世界15位以内につけ、同16位のブリタニー・リンシコムがぎりぎり圏外という状況。アリソン・リー(23位)、モーガン・プレッセル(24位)、ミッシェル・ウィー(28位)らの代表入りも十分にありうるだろう。
豪州勢は世界ランク18位のイ・ミンジと同31位のカリー・ウェブの出場が濃厚。台湾ではテレサ・ルー(20位)とヤニ・ツェン(38位)が出場圏内だ。一方、世界No.1のリディア・コ(ニュージーランド)やフォン・シャンシャン(中/6位)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー/12位)らはライバルが少ないこともあって出場が確実視されている。
米女子ツアーは1月末に新シーズンが開幕し、期日までにメジャー3試合を含む20試合を開催予定。メジャートロフィを獲得すればポイントレースでの大逆転も可能であり、出場権争いにはまだまだ波乱がありそうだ。