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藍が2打差6位タイで週末へ 美香23位タイ 野村も予選突破

更新日:2016/06/11 14:17
藍が2打差6位タイで週末へ 美香23位タイ 野村も予選突破
通算イーブンパーの6位タイに順位を上げた宮里藍(写真提供:Getty Images)

 

 米女子ツアー今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権が現地時間10日、ワシントン州のサハリーCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)、イ・ミリム(韓)が通算2アンダーの首位に並ぶ中、日本勢は宮里藍が通算イーブンパーの6位タイに順位を上げた。

 節目のツアー10勝目、日本勢39年ぶりのメジャー制覇へ藍が好位置につけた。日本勢トップの20位タイから出た第2ラウンドは前半、3番、6番のチャンスを決めて2バーディ、2ボギーで折り返す。迎えた後半は、バンカーにつかまった12番をナイスパーセーブで切り抜けると、これが流れを引き寄せたか、続く13番パー3でロングパットを決め切り1アンダー。以降はパーを並べて1アンダー70にまとめ、偉業達成へ向けて週末に大きな可能性を残した。

 日本勢は宮里美香が通算3オーバー23位タイ、野村敏京が通算4オーバー56位タイで藍含め3人が予選を通過した。49位タイからの浮上となった美香は前半のうちに2アンダーまで伸ばすも、後半に2つ落として3バーディ、3ボギーの内容。同じく49位タイスタートの野村は2アンダーで迎えた前半8番以降で6ボギーと苦しみ、4オーバー75で辛くも予選突破となった。その一方、上原彩子は通算12オーバー、横峯さくらは通算16オーバーで大会を後にしている。

 後続と2打差の単独トップから出たヘンダーソンは2バーディ、4ボギーの2オーバー73でホールアウト。最終18番のボギーで、この日2アンダー69と伸ばしたイ・ミリムに追い付かれる格好となった。1打差3位タイにはブリタニー・リンシコム(米)、ゲリナ・ピラー(米)、そしてロレックスランキング(女子世界ランク)1位のリディア・コ(ニュージーランド)が続く白熱の展開となっている。

 そのほか、世界No.3のレクシー・トンプソン(米)は野村、ステイシー・ルイス(米)らと同じくカットライン上の56位タイで決勝ラウンドへ。一方でLPGAゴルフ殿堂入りを決めたばかりの昨季覇者インビー・パーク(韓)は、通算9オーバー86位タイで予選落ちを喫している。

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