好調上原が12位タイで最終日へ　B.ヘンダーソンが連覇に王手

　米女子ツアーのキャンビア・ポートランド・クラシックが現地時間2日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCで第3ラウンドの競技を終了。ブルック・ヘンダーソン（カナダ）が連覇に王手をかける中、日本勢は通算5アンダーに伸ばした上原彩子が12位タイで最終日を迎えることとなった。

　首位発進を切った前週には今季ベストの25位タイに入った上原。26位タイから出たこの日は前半10番からバーディが先行。そこから15番までに3アンダーに伸ばすと、16番ボギーも18番で取り返して前半を折り返す。ボギー先行となった後半は、2日続けてボギーだった5番バーディで持ち直し、5バーディ、2ボギーの3アンダー69でトップ10入りも十分狙える位置につけた。

　日本勢トップの18位タイから出た横峯はイーブンパー72の足踏みで通算3アンダー22位タイに後退。前半7番では2打目を約5メートルにつけてイーグルを奪うも後が続かず、1イーグル、1バーディ、3ボギーでのホールアウトとなった。そのほか、2012年大会を制した宮里美香は通算2アンダーに2つ伸ばして30位タイ浮上。2010年覇者の宮里藍は通算イーブンパー51位タイとなっている。

　首位タイからスタートの昨季覇者ヘンダーソンは、13番でダブルボギーを叩きながらも2アンダー70にまとめ、後続と2打差の通算13アンダー。KPMG女子PGA選手権に次ぐ今季2勝目へ大きく近づいた。2打差2位にはマリアージョ・ウリベ（コロンビア）が続き、前日首位タイのスーザン・ピーターセン（ノルウェー）、オースティン・アーンスト（米）が通算9アンダーの3位タイ。通算7アンダー6位タイにはステイシー・ルイス（米）ら3人が並ぶ。