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賞金女王まであと一歩 キム・ハヌルを振り返り

更新日:2017/12/23 14:23
賞金女王まであと一歩 キム・ハヌルを振り返り
キム・ハヌルは序盤に優勝を重ねるも、後半に失速して惜しくも賞金女王の座に手が届かなかった。

 

 2016年をメジャー初制覇という最高の形で締めくくったキム・ハヌル(韓)は、2017年も好調なスタートを切る。初戦から6戦目でトップ10入り4回、7戦目のサイバーエージェント レディスゴルフトーナメント、8戦目のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップで2週連続優勝を果たす。

 翌週のほけんの窓口レディースで4位に入ると、賞金ランキング1位に浮上。以降9月まで、実に5カ月にわたり1位をキープし続け、賞金女王争いを牽引した。ただ、その後の試合では2位が2回、3位が1回と勝ち星を伸ばすことができず。また2度目の挑戦となった全米女子オープンでは予選落ちに終わってしまった。

 さらにマンシングウェアレディース東海クラシックのプロアマでめまいを覚え同大会を棄権すると、その後の2大会も欠場となり、賞金ランキングで鈴木愛に抜かれ2位となってしまう。残り3試合で逆転のチャンスもあったが、ここでも勝利をつかみ取れず、最終的に賞金ランキングは4位となり、女王の座は逃すこととなった。

 しかし、2年連続賞金女王のイ・ボミ(韓)が不調で苦しんだ中、国内女子ツアーを大いに盛り上げた立役者であることは間違いない。トップ10入り15回は、16回の鈴木愛、上田桃子に次ぐ3位。年間3勝は4勝のテレサ・ルー(台)に次いで2位だった。また週刊誌で初めての水着姿と銘打たれたグラビアも披露するなど、コース内外で国内女子ゴルフを盛り上げてくれた。2018年も「スマイルクイーン」の活躍に期待したい。

(写真提供:Getty Images)

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