T.ハットン、L.ドナルド　同じパー3でティーショットが観客に直撃

　欧州ツアーのアルフレッド ダンヒル・リンクス選手権（現地時間4日／スコットランド）初日に3連覇を狙うティレル・ハットン（英）、ルーク・ドナルド（英）がショートホールで放ったティーショットが観客に直撃してしまった。

　前週のライダーカップにハットンは選手として、ドナルドは副キャプテンとして出場。フランスからスコットランドに移動してプレーしている。

　今大会は予選ラウンドが3日間（セントアンドリュース オールドC／カーヌスティ／キングスバーンズと3コースを使用）のプロアマ方式。この日2人（別の組）は強風のなかキングスバーンズを回り、15番（約200ヤード）で放ったティーショットが観客に直撃してしまった。

　ハットンの球は女性の額に当たり流血してしまったが大事には至らず、病院に運ばれる前に女性はハットンと笑顔でハグをしていた。

「最悪な気持ちだった。誰かに当てたのは初めてだったからショックすぎる」

「ずっと心配していたから前半を終えて連絡をもらった。病院で何針か縫って大事には至らなかったと聞いたのでそれはグッドニュースだけど、本当に申し訳ない」

「先週のライダーカップのことを考えていた」とブルックス・ケプカ（米）が同大会の初日午前に打ったティーショットが女性に直撃し失明するという悲劇が頭によぎり「僕たちが出来るのは”フォア”と叫ぶこと。それくらいしか出来ない」と述べた。

　ドナルドのティーショットは男性の右足首に直撃した。

「不運だったが、ティレルの球に当たってしまった女性のように（男性は）病院に行く必要はなくて大丈夫そうだった。不運としか言いようがないし（2回も起きるとは）奇妙だよ」

　ハットンは2アンダー8位タイ、ドナルドは3オーバー89位タイで初日を終えている。

（写真提供：Getty Images）