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43歳の誕生日を迎えたウッズ「お祝いありがとう。最高の1年になった」

2018/12/31 15:48
43歳の誕生日を迎えたウッズ「お祝いありがとう。最高の1年になった」
43歳となったタイガー・ウッズ

 

 米国時間30日、タイガー・ウッズ(米)は43回目の誕生日を迎えた。自身の公式SNSで「お祝いありがとう。最高の1年になった」と投稿。2018年は5年ぶりPGAツアー通算80勝目を挙げ激動の年となった。

 ウッズは1975年12月30日にカリフォルニア州のサイプレス出身で、生後9か月からゴルフを始めた。学生時代には全米ジュニアアマチュア選手権と全米アマチュア選手権を3連覇し、1996年にプロ転向。デビュー戦のグレーター・ミルウォーキー・オープン最終日の16番パー3ではホールインワン達成、同年10月に2勝を挙げ「タイガーブーム」を起こした。

 1997年4月には史上最年少の21歳3ヶ月でマスターズ初制覇。6月には世界ランク1位となり、21歳にしてPGAツアー史上最年少賞金王に輝いた。2000年はメジャー3勝を含む9勝と、マスターズを制していれば1年でグランドスラム達成とまさに無敵だった。

 メジャー通算14勝、賞金王10回、最優秀選手賞11回、世界ランク264週連続キープ(合計だと683週)、24歳206日でキャリアグランドスラム達成、勝率は2割超えなど数え切れないくらいの記録を持つが、記録以上に記憶に残るプレーを数多く残している。

 2001年、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催されたワールドカップにデビッド・デュバル(米)と出場したウッズは最終日に魅せてくれた。最終18番パー5でグリーン右横からチップインイーグルを決めプレーオフに。優勝は南アフリカ(アーニー・エルス&レティーフ・グーセン)となったが日本のファンは大興奮した。

 2005年のマスターズ最終日の16番パー3ではグリーン左奥からミラクルチップインバーディを決めた。最後のひと転がりでちょうどナイキのロゴが見えるシーンはあまりにも有名で、そのままコマーシャルになるほどだった。

 2008年全米オープンでは最終ホールでバーディパットを沈め、土壇場でプレーオフに持ち込み雄たけびを上げた。ロッコ・メディエート(米)と18ホールとサドンデスの1ホールを回り、ウッズは91ホールの死闘を制した。

 5年ぶりの復活Vは非常に感動的で最高の瞬間だった。次にファンが見たいのはメジャー大会でウッズが優勝し、ジャック・ニクラウス(米)のメジャー通算18勝を抜くところだろう。

(写真提供:Getty Images)

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