メジャーにピークを持っていくケプカ 10kg減量でよりパワーアップ
更新日:2019/04/14 18:41
掲載日:2019/04/14 17:34
メジャー通算3勝のブルックス・ケプカ(米)はマスターズ(現地時間13日/ジョージア州/オーガスタ・ナショナルGC)3日目を終え、通算10アンダー単独4位と初のグリーンジャケットを狙える位置にいる。しかし、開幕前には現地メディアが「減量しすぎじゃないか」と報じた。
昨年末から減量(約10kg)を始め、ケプカがメディアにそのことを明かしたのが今年3月。ザ・ホンダ・クラシックでは2位タイに入ったが、アーノルド・パーマー招待は予選落ち、ザ・プレーヤーズ選手権は56位タイ、WCG-デル・テクノロジーズ・マッチプレーでは予選ラウンド敗退と振るわず、「痩せて飛距離が落ちたから成績が悪い」などと報道されてしまった。
だが、ケプカはそんなことを気にするような男ではない。マスターズ3日目終了後のインタビューで、「減量はいい感じ。ハッピーだし調子がいい。(メディアは)僕が何も分からずやっているように報道しているけれど、それが理解できない。自分のことはよく分かっているし、マスターズに向けて準備ができているって分かっていたからね」と答えた。
マスターズに向けての体作りをしている途中で成績が悪かろうとそこまで問題ではない。もちろんメジャー以外の試合も大切だが、やはりメジャーに合わせていきたいのだろう。特にケプカは去年、手首の怪我の影響で欠場しているので慎重にトレーニングをしながら減量し、ピークに持ってきた。ボクサーのような感じもするが、メジャーに強いのは調整力も並ではないからだと思われる。
(写真:Getty Images)