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中嶋常幸は大会4勝の室田淳に「一回でも譲ってくれれば」

更新日:2019/07/09 19:52
中嶋常幸は大会4勝の室田淳に「一回でも譲ってくれれば」
深堀圭一郎、米山剛、中嶋常幸、ファンケル代表取締役 会長執行役員・池森賢二氏、倉本昌弘、室田淳、鈴木亨

 

 国内シニアツアーのファンケル クラシック(賞金総額7,200万円、優勝賞金1,500万円)が今年も8月23日から3日間、静岡県裾野市の裾野カンツリー倶楽部で開催される。9日、都内ホテルで行われた記者発表会に、日本プロゴルフ協会(PGA)会長の倉本昌弘、中嶋常幸、室田淳、米山剛、鈴木亨、深堀圭一郎らが出席した。

「シニアの元気が日本の元気!!」をスローガンに2001年にスタート。今回で第19回を数える同大会のギャラリー数は9年連続で20,000人超え、昨季大会は原辰徳氏(現・巨人監督)が参戦したこともあり、25,214人が来場し同ツアーの持つ日本記録を更新した。

 6月の第20回スターツシニアゴルフトーナメントを制した倉本は「やりがいのあるトーナメントだと感じております。記者の皆様も現場に足を運んで頂き、1行でも2行でも記事を書いて頂けますよう宜しくお願いします」とし、目標は「打倒、マークセン」と昨季覇者のプラヤド・マークセン(タイ)に勝つこと。

 中嶋は「シニアトーナメントの面白さを教えてくれた大会。まだ恩返しができていません。恩を返そうとすると」と大会4勝の室田を指し「一回だけでも譲ってくれれば(歴代覇者になれたのに)」と今年こそは大会初Vを狙う。

 名前を出された室田はシニア入りして初めて出た試合が今大会であり、15回目の出場となる。「今年はタイガー・ウッズが復活優勝しました。先週は石川遼君が見事な優勝を遂げました。ゴルフ界には明るい話題がいっぱいです。ゴルフ界が盛り上がっていけばいいと思います」と述べ、最後に「中嶋さんの邪魔をしたいです(笑)」。

「先輩方はトークもお上手で、私はあまりトークが得意ではないので手短に」と切り出したのは2017年覇者の米山。「2年前にシニアに入って、初優勝がファンケルの大会でした。(再び)優勝争いが出来る位置にいて頑張りたいと思います」と大会2勝目を目指す。

 米シニアツアーの試合でもプレーする鈴木は「アメリカに行く機会が増えて、先週、全米シニアオープンから帰ってきて日本プロに出させて頂きましたが、遼君が『おかえりなさい』と言ってくれました。私は遼君の大ファンで、すごく良い試合で感動しました」と振り返った。

 また、今年からシニア入りの深堀は「(シニア選手の)闘争心が衰えることなく、シニアの元気を感じています。かなり先輩にイジって頂けるようになり、エレベーターに乗ったら中嶋さんに『歩かないのか』と言われたりなど、本当に環境に溶け込み始めていると思います(笑)」とし、ルーキーらしい戦い方で優勝を目指したいと意気込んだ。

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